新刊・全速力「麻雀カテゴリー1位」も多井隆晴「目指してる所は『そこ』じゃない」。大反響「もっともっと『声』を――」【特別インタビュー】

『全速力』(著・多井隆晴/サイゾー出版)

 26日に全国発売となった渋谷ABEMAS多井隆晴(RMU)の新刊『全速力』。さっそくアマゾンの麻雀カテゴリーで「ベストセラー1位」になるなど、大きな反響を呼んでいる。

 しかし、そんな新刊の好調な滑り出しとは裏腹に、著者である多井が口内の痛みを訴えてダウン……。多くのファンから心配の声が寄せられる中、激励の意味を込めて電話……は難しいとのことなのでメールなどを駆使してインタビューを行った。

――お身体の方、いかがですか? 歯茎を菌で傷められたとか。

多井 まだ全然です。免疫力がイマイチらしく、菌が広がってしまったようで……。まだ頭がクラクラします。こんな時にすみませんっ(泣)

――いえ、ご自愛ください。不幸中の幸いと言いますか、『全速力』の出だしは好調です。アマゾンでも、さっそく麻雀カテゴリーで1位になりました!

多井 ありがとうございます。でも、目指しているところは「そこ」じゃないんで、まだまだ上を狙っていきます!

でも、まずは手にとっていただいた皆さん1人1人に、お礼したいです。先日、いっぱいサインを書かせてもらいましたけど、サインの欲しい方はいくらでもしますので、よろしくお願いします。イベントやMリーグのパブリックビューイングなどで僕と会った際には、気軽に声を掛けてください。

――改めて、『全速力』の魅力をお話願えますか。今回は麻雀ファンだけでなく、社会人の方々にも読んでもらおうと、ビジネスシーンについても執筆をお願いしました。

多井 そうですね。如何にもサイゾーさんらしい発想だなと(笑)。最初お話を伺った際は、元証券マンですけど、現役だったのはバブルの終わり頃でしたし「あれから何年経ってるの?」と正直、思いました。

けど、麻雀プロは基本的に自営業みたいなものですし、「自分で仕事を見つけてお金を稼ぐ」というのは今の時代、自営業の方はもちろん、会社員の方でも変わらないんじゃないかなと。社内でも積極性は必要だと思いますし、「働き方改革」で副業が推進されるようにもなりましたから。

――確かに、そうですね。会社員もただ会社にぶら下がっているだけでなく、自分でキャリアを構築しなければならない時代になりました。

多井 その大変さは僕もよくわかっているつもりですし、だからこそ『全速力』を通して、皆さんに少しでもメソッドというか、考え方を伝えられれば。麻雀プロというのは世間的には変わった職業ですけど、僕で言えばMリーグやRMUに所属している社員のようなものです。

自分のキャリアを高めながら「どうやって“会社”に還元していくか」という思考は、一般の方と変わらないと思います。

――なるほど。今回の『全速力』にはサイバーエージェントの代表取締役社長であり、Mリーグのチェアマン、渋谷ABEMASの監督としても、多井さんと非常に関わりの深い藤田晋さんとの対談インタビューが掲載されています。

多井 実は僕にとっても、藤田社長と公式のインタビューを受けるのは初めての経験でした。以前から、ずっと感謝しきれないくらいお世話になっている人ですが、ああやって落ち着いて、お互いの意見を言い合える機会なんて、なかなかないですから。

社長と意見交換できて、自分が今までやってきて、これからやろうとしていることが間違ってないんだなと確認できました。「Mリーグ」という、まだまだ新しい1つの事業が、これからどう変化して発展していくのか――。読者の方にとっても、興味深い対談になったと思います。

――私にとっても貴重な時間になりました。では、最後に『全速力』をすでに読んでくださった方、これから手に取ってみようと考えている方に向けて、メッセージをお願いします。

多井 こんな時にダウンしちゃって、本当に申し訳ございません。読んでくださった方々、ありがとうございます。レビューや反響は私にも届いてますし、もっともっと「声」を聞かせてください!

『全速力』には、今の僕のすべてを詰め込ませてもらいました。自分の主張がすべて正しいとは思っていませんが、少しでも皆さんの「生きる」の役に立てば。興味がある方は、是非手に取っていただければと思います。

皆さんには、ご心配をおかけして申し訳ございません。それこそ1日も早く“全速力”で復帰したいと思いますので、その間、渋谷ABEMASやMリーグ、そして『全速力』をよろしくお願いします!

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