麻雀Mリーグ「10月12日」渋谷ABEMAS「絶好調」白鳥翔はパイレーツ「逆襲」の朝倉康心が止める!? 若きエース対決に注目!!
【U-NEXTパイレーツ】9.1(チーム3位)
出場選手:朝倉康心 43.1(個人6位)
リザーブ:小林剛、石橋伸洋
今週、ABEMASと6試合も直接対決があったパイレーツ。チームも「渋谷ABEMASとの直接対決もあり熱戦必至です!」(公式Twitter)と首位追撃に力が入っていたが、現在ところ逆にその差を広げられている結果に……ここは、しっかりと”借り”を返しておきたいところだ。
そんなパイレーツは現在、個人6位の朝倉康心が先発する。ここまで3戦して、いずれも2着とあと一歩の結果が続いている朝倉。だが、トップがないにも関わらずプラス領域にランクインしているのは21人の中でもこの男だけ。その事実が、彼のレベルの高さを物語っているともいえるだろう。
前回は終盤でトップを走るABEMAS多井を猛追したものの、惜しくも及ばず2着。対局後、本人が「トップが見えた2着は少しモヤっとします」(公式Twitter)と、思わず漏らすほど悔しい一局だった。
ただ、その打ち回しはネット上で話題になるほど光るものがあったことも事実だ。再びABEMASとの直接対決だけに今度こそ個人初トップを飾り、首位追撃の原動力になりたいところだ。
【EX風林火山】-99.0(チーム5位)
出場選手:[想定]滝沢和典 -45.0(個人16位)
リザーブ:二階堂亜樹、勝又健志
前節では第2戦の序盤で二階堂亜樹が大量リードを築いたものの、フェニックス近藤誠一の猛追に遭ってトップ陥落……終盤で雷電・萩原聖人の”一撃”が決まり、最後は3着まで落ちてしまった。
二階堂が序盤に大量リードを築きながらも、トップを守り切れなかったのはこれが2回目。強豪揃いのMリーガーの中でも屈指の守備力を誇る二階堂は本来、序盤にリードすれば圧倒的に強いタイプだ。そんな彼女が2度の逆転を許しているのは、偏に高打点が生まれやすい赤ありルールたる所以か。
ただ前回はその中でも、果敢に前に出て巧みにゲームをコントロールするシーンも見られた。
本人も「ひとしきり落ち込みと反省をしましたが、まだまだ戦いは続くので気持ち切り替えて明日からまた頑張ります!」(公式Twitter)とすでに前を向いており、じょじょに攻守のバランスも修正されるはず。全体的に苦戦が続く女流の中でも、いつトップを獲ってもおかしくない存在といえるだろう。
現在「『天の時は地の利に如かず 地の利は人の和に如かず』とあります。我がEX風林火山は天の時、地の利に今のところ恵まれておりません」(公式Twitter)と孟子の言葉を用いて、現状を憂いている風林火山。悪い”流れ”を一変させるためにも、ここは滝沢和典の底力に期待したい。
選ばれる可能性を信じ切れず、Mリーガーの中でドラフト会議に唯一姿を見せなかった滝沢。デビュー戦でまさかの少牌を犯してしまいラスに沈むなど率直に述べて、今のところ良いところがない。しかし、だからこそそんな滝沢が結果を出せば、チームにとってはこれ以上ない”カンフル剤”になるはずだ。