パチンコ「激速爆裂マシン」を想起……「力・技・速」の三拍子揃った「あのモード」を体感せよ!!

　つまり5回転分の当り・ハズレが一気に抽選されるわけだ。私はこの演出方法が嫌いなのである。生来の貧乏性がたたってか、時間がかかろうとも1回転ずつ結果を表示してほしいのだ。従来の猜疑心の強さから「本当に抽選しているのか？」と邪推してしまうのである。　

　そしてハズレた後に虚しく回転と停止を繰り返す、液晶の隅に表示された小さな図柄。あの動向を眺めていると切なくなるのである。「ああ、俺は当てられなかったんだな」と。液晶静止からのポラリスが砕け散る『CR冬のソナタ』のリーチハズレ演出とこれはパチンコ2大心痛演出である。

　小当りRUSHを搭載した前身機『ぱちんこ新鬼武者 超・蒼剣』より断然面白いし、『P必殺仕置人』と比べても遜色のないスペック、出玉性能、右打ちスピードでもある。サブカル台どころかメインストリームであっても不思議ではないマシンである。

（文＝大森 町男）