パチンコ店の「疑問」が解決!? きっと老後は……【濱マモルの のほほんコラムVol.23～朝から休憩スペース～】

「パチスロ、初めて触ったんだよ。７が全く押せなかったから助かったよ」。何と、人生の先輩は初パチスロ。おそらく、「目押し」という言葉も知らないレベルである。メダルをバカみたいに持ちつつジャグを打っていただけに、勝手にスロ経験者と判断していたが、むしろ真逆で全くの素人。

　要するに、メダルゲーム黒帯の高齢者でもパチスロ未経験者は少なくないということなのである。

「なるほど」。

　ひとりごちて娘から「何がなるほどなの？」と聞かれたアタシは、ようやく理解できた。若者については知らないが、朝から休憩スペースに鎮座する高齢者の方々はホールの空気、勝負が繰り広げられる緊張感を味わいたいのではないだろうか。

　ゲームセンターにはない、その雰囲気が落ち着くのではないだろうか。

パチンコ・パチスロを打ち始めて約30年。きっとアタシも、老後は休憩スペースでまったりとしていることだろう。

（文＝濱マモル）