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パチンコ「ライトスペック不遇」の時代で活躍した傑作! 秀逸なスペック&演出で人気機種へ

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一部ファンから絶大な支持を得たライトミドルの傑作

 2009年、『CR新お天気スタジオ』がリリースされた。本機は2000年に登場した『CRお天気スタジオ』の後継機として9年ぶりにシリーズ化されたものであるが、初代の雰囲気から一新され、女の子キャラがふんだんに活躍する萌え路線のマシンとなった。

 主役は「ひまわり」「キク」「もも」の3人姉妹がお天気キャスターとして登場する設定となっている。3姉妹といえば『麻雀物語』が有名だが、後継機を萌えキャラ3姉妹で展開するフォーマットは本機から採用されたといえよう。

 ちなみに、「3姉妹」というコンセプトとしては同じ麻雀をモチーフにした『レモン牌』があるが、ここでは主人公である自キャラの対戦相手として美人3姉妹が登場した。平和の麻雀モノは3姉妹と縁が深いのである。

 平和で3姉妹といえば『キャッツ・アイ』を連想する向きもあろう。平和というかオリンピアがはじめて同作品を機種に取り込んだのが2008年。奇しくも『CR新お天気スタジオ』登場の前年というタイミングでもあるので何かしらの影響があったかもしれない。

 話を戻すが『CR新お天気スタジオ』は、その萌えキャラたちが奮闘する演出的な面が人気の要因となった。過度な煽りもなく、どのパターンでも適度に大当りを期待できるようになっている。

 その特徴的なポイントが擬似連予告をなくし先読み系を適用したことである。また、その保留変化などの先読み演出も出現率を抑え打ち手が過度にストレスを蓄積しないようなバランスで展開するのである。

 もうひとつ、忘れてはならない演出がある。初代で運用されていた「パネルリーチ」を再定義し、10回転のSTで展開させた「パネルタイム」である。9分割された画面でお天気マークが変動し、3つ揃いすれば大当り。いたってシンプルなものだがファンを夢中にさせたマジックを持つ演出である。

秀逸なスペックも人気の要因

 スペックのゲーム性は突破型で、大当りすれば必ず10回転のSTに突入し、その後30回転の時短が付与されるが、右打ち中に大当りすると以降は時短が90回転にアップし連チャン性が増すようになっている。

 また、最大出玉となる15ラウンドの比率が高く、ほぼ7割、大当りの69.4%で約1300発の出玉を獲得できるのである。しかもこれはヘソ・電チュー共通なのでより馬力のある爆発を期待できる。その分、ヘソ抽選時は17%ほどで出玉なしの潜確パターンが存在するがパワフルな出玉感を味わうことができるスペックである。

 この時代、スペックタイプといえば、ほぼマックス・ミドル・甘デジの3系統で占められていたが、そこに大当り確率1/184.6という王道に近いライトミドルタイプを投入したことも意義深い。

 もう少し確率の甘い『L3AU』も存在するが、それでも1/135.7という甘デジよりはライトスペックといえる確率帯にしており、明確に「甘デジ」を避けたスペックタイプを模索していることがうかがえ、ライトミドル不遇時代に咲いた一輪の花としての価値を高めている。

(文=大森町男)
<著者プロフィール>
 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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