【パチンコ新台ジャッジ】第二次「黄金時代」到来か!? 「完成度◎」など立て続けの覇権獲得に期待の声！【エヴァ】

【新台実戦JUDGEMENT】。今回のピックアップマシンは、年末商戦機種の超本命が満を持して登場！　大ブレイクを果たしたシリーズ前作を、人気・実力ともに追い抜くことができるのか!?　『ぱちんこシン・エヴァンゲリオン』（以下シンエヴァ）だ。

人気や稼働を「喰い合うのでは」と心配する声も…

　2021年12月末に登場するや瞬く間にファンの支持を集め、大ヒットを記録した『P新世紀エヴァンゲリオン15 未来への咆哮』。現在でも絶好調稼働中で、揺るぎない絶対的なポジションを確立している。まさに覇権マシンである。

　そして今冬、その後継機となるシリーズ最新作が市場投入された。通常、シリーズ機のリリースタイミングとして2年も開けば充分だろう。前作の稼働も底を見せるファンの飽き頃に新作をズバンと投入し、新しい血を入れて新陳代謝を促す。

　しかし、『エヴァ15』はいまでも大人気。機種として強すぎるため、人気や稼働を喰い合うのではと心配する声もある。こういった状況なので、『シンエヴァ』の評価材料は前作との比較がメインとなりそうだが、むしろ同時リリースされた「スマパチ版」との違いに言及する意見のほうが多い印象である。

　P機版の正式名称は『ぱちんこシン・エヴァンゲリオンTypeレイ』、一方のスマパチ版は『スマパチ シン・エヴァンゲリオンTypeカヲル』となっている。ロン毛の綾波フィギユアが搭載されているほうがP機だ。

　両機のスペック面での違いは大当り確率とST突入率。前者では、P機が1/319.7に対しスマパチが約1/349.9、後者の要素は、P機がトータル約73％（直撃約63％）のところ、スマパチはトータル約78％（直撃70％）となっている。

　RUSH性能はほぼ同等（オール1500発×81％ループ）なので、上記の性能差が打つ動機に繋がるのだが、確率の重たさを嫌がるファンが多いようでスマパチ版はP機と比べると苦戦を強いられているようだ。

　こういった状況からもP機のほうを軸に、今度は『エヴァ15』との前後の比較も用いながらジャッジしたい。ちなみに、ヘソ抽選の確変割合は、前作『エヴァ15』より突入率が4％アップ。時短引き戻し率は大当り確率が同じなので同数値（約27.8％）になり、単純にST突入率は上がっている。

　ただ、代わりに大当りは2ラウンド約300発と、前作の3ラウンド約450発から減っている。また、10ラウンド比率も3％から1％に削られるなど、出玉が割り引かれている格好だ。とはいえ、ほとんど気にするほどの差ではないので、左打ち時の性能は『シンエヴァ』に軍配が上がりそうだ。

　注目のST「シン・IMPACT RUSH」は163回転確変状態が続く電サポモードで、高確率中は1/99.5で大当りを抽選。ST中に連チャンする確率は約81％になる。右打ち中の大当りはすべて10ラウンド約1500発。つまり、RUSHの性能は『15』とほぼ同じ。

　こうなると何が『15』と『シンエヴァ』の選択を分けるのか。演出面がカギを握るのではないだろうか。その演出面に対する『シンエヴァ』の評価として「ぱっと見、『15』の刷り直しみたいに見えるけど相当考えて作られている」「めちゃくちゃ完成度が高い」などポジティブな意見も多い。

　ただ、これは通常時のことで「右は『15』のほうが良かった」「安易にキュイン音使いだしちゃったか」「『15』ライクすぎて新鮮味はない」など、あまり受けがいいとはいえないようである。

　結局は「『15』と『シンエヴァ』の客付きはクオリティというよりカスタムの好みで分かれると思う」というこの意見に尽きるだろう。逆にいえば、『シンエヴァ』も覇権マシンとして長きにわたり君臨する可能性が高いということで、これから数年、エヴァ第二次黄金時代を築きそうである。