GJ > 競馬ニュース > 同着で「11.5倍」が「2.2倍」に
NEW

競馬で珍事「同着の時は、オッズがだいたい半分になる」は勘違いか……スズカフロンティアの単勝「11.5倍」的中のはずが、数分後わずか「2.2倍」の払戻しになった理由

【この記事のキーワード】, ,
keibakeiba.jpg

「単勝11.5倍的中」というのは、馬券的には”中穴”に該当するのではないだろか。しかし、その中穴を的中させた快感が、わずか数分後に”悲劇”に変わってしまう珍事が起きた。

 1日に行なわれた、阪神5Rの新馬戦のことだ。昨年のセレクトセールで1億9500万円(税抜き)と約2億円を記録した良血馬サトノアーサーのデビュー戦として注目を集めた一戦だが、その前評判通り人気はサトノアーサーが「単勝1.1倍」と圧倒的な支持を集めた。

 しかし、このレースの「主役」は1頭だけではなかった。

 最後の直線に入ってまず先頭に立ったのは、3番人気のスズカフロンティア。3番人気とはいえ、サトノアーサーが断トツの人気を集めていたので単勝は11.5倍もつく。スズカフロンティアの単勝を買っていたファンは、手に汗を握って応援しただろう。

 しかし、直線入り口では立ち遅れたサトノアーサーも、伊達に単勝1.1倍を背負った馬ではない。残り200mを切ったところで、ようやくエンジンが掛かると一完歩ごとにスズカフロンティアに迫る。

 最後は、後続を大きく突き放しての2頭のマッチレース。スズカフロンティアが粘り込もうとしたところに、ギリギリでサトノアーサーが並んだところがゴールだった。

 大勢は若干ながら前にいた分、スズカフロンティアが有利に見えたが、とても肉眼では判断できないほどの際どい勝負。数分の写真判定の後、現れた2頭の着差に「同」という字が刻まれた。

 つまり、このレースは「1着同着」で勝ち馬が2頭いたということだ。

競馬で珍事「同着の時は、オッズがだいたい半分になる」は勘違いか……スズカフロンティアの単勝「11.5倍」的中のはずが、数分後わずか「2.2倍」の払戻しになった理由のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声
  2. 【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
  3. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  4. 「関東の問題児」がバチバチの叩き合いで痛恨の騎乗停止…被害馬の騎手からもクレーム? 降着の裁決に「迷惑をかけてしまい申し訳ない気持ち」
  5. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  6. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  7. JRA「一寸先は闇」のような勢力図の激変…注目集めた若手同期の明と暗、あの「お騒がせ騎手」が佐々木大輔に続くブレイク?
  8. セイウンハーデスにも襲い掛かった「不治の病」…“奇跡の復活”カネヒキリ以来の伝説に挑む
  9. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  10. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬