真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.10.02 08:26

競馬で珍事「同着の時は、オッズがだいたい半分になる」は勘違いか……スズカフロンティアの単勝「11.5倍」的中のはずが、数分後わずか「2.2倍」の払戻しになった理由
編集部
無論、「際どい勝負で当たっただけマシ」という考え方もあるが、さすがに納得できないと憤慨した人もいるのではないだろうか。何せ、”相方”のサトノアーサーの単勝は「1.1倍」のまま。
見方によっては同着の”被害”をスズカフロンティアの単勝だけが一方的に被ったようにも見える。
一体なぜ、このような珍事が起こったのだろうか。
「JRAの払戻しの計算式に基づくと、同着の場合に必ずしもオッズが半分程度になるとは限りません。1着同着で的中票数が合算されれば、それだけ配当も下がります。しかも今回の場合は、特にサトノアーサーの単勝の売れ方が圧倒的で、スズカフロンティアの最終的な単勝オッズは、その影響をモロに受けたといえます。11頭立てで2番人気のオッズが7.3倍ですから、おそらくサトノアーサーの単勝は『JRAプラス10』の対象にもなっていたのではないでしょうか」(競馬記者)
『JRAプラス10』とは、通常の払戻金が100円の”元返し”になる場合、JRAが配当に10円を上乗せするサービスのことだ。無論、例外もあるが、今回のサトノアーサーの単勝にも適用されていた可能性が高い。
つまり、サトノアーサーの単勝は1着同着となる以前から本来であれば1.0倍の元返し、つまりは『JRAプラス10』の対象になるほど圧倒的に売れており、1着同着で改めて単勝オッズが計算し直された後でも、やはり『JRAプラス10』が適用されて再び1.1倍になったということだ。
PICK UP
Ranking
5:30更新JRA「謎の主取り」ディープインパクト産駒「大盛況」も唯一の敗者……セレクトセール「平均2億円」ディープ特需に埋もれた“13番目の男”とは
JRA“6億円馬”ディナシー「セレクトセール最高落札馬は走らない」負の格言代表的存在が繁殖牝馬セールへ
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- キタサンブラック産駒を超高価格で落札「謎の購買者」が2年連続で話題に? 昨年の落札馬は「有名オーナー」の名義に
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「庭先取引」の問題点を一変させたセレクトセール!億超え馬を落札する名物オーナーたちも登場…オープンでフェアな取引に多大な貢献【競馬クロニクル 第63回】
- JRA「6億円」の衝撃から3年、まさかの「名義変更」から2カ月。アドマイヤが“北の大地”で存在感を示す!
- JRAも「G1同日開催」を増やすべき? 香港春競馬「大変革」に日本競馬の進化を求める声も……
関連記事
「有馬記念のあとに競馬は必要か」ホープフルSのG1昇格に伴い毎年の「大トリ」が2歳G1に……競馬の季節感を無視し、ファンの声を無視したJRAの「迷走」はどこへ
川須栄彦騎手が北川景子似美女と結婚! スピーチの武豊騎手と小牧太騎手との「交流」
「英断?」それとも「見切り発車?」問題山積の中、JRAが『ケンタッキーダービー出走馬選定ポイントシリーズ』を急設した「表側の理由」と「裏側の理由」【後編】
「英断?」それとも「見切り発車?」問題山積の中、JRAが『ケンタッキーダービー出走馬選定ポイントシリーズ』を急設した「表側の理由」と「裏側の理由」【前編】
短期免許・リサ・オールプレス騎手の初週乗り鞍が「ゼロ」!? NZリーディング騎手に対し、美浦はあまりにも「失礼」?