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武豊と海外制覇エイシンヒカリが「行方不明」!? ファンから心配の声殺到も、不安は……

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 2015年の香港C(G1)、2016年イスパーン賞(仏G1)を制し、昨年の香港C(10着)を最後に引退したエイシンヒカリが「行方不明」と話題になっている。

 引退後は日高のレックススタッドで種牡馬として繋養されていたが、すでに夏には多くのファンが訪れていたようで、エイシンヒカリとの再会を喜ぶ声も多数見受けられた。

 デビューが3歳春と遅れたが、2戦目からは逃げを身上としてデビュー5連勝。5戦目のアイルランドTでは直線で外ラチに大きくヨレてなお圧勝するなど、インパクトあるレースぶりでファンを獲得。その後チャレンジC(G3)を敗戦するも、その後3連勝で毎日王冠も制覇。天皇賞では武豊騎手とのコンビという点も相まって「サイレンススズカの再来」と口にするファンも多かった。その後香港、フランスで海外G1を連覇した姿は、記憶に深く残っているところだ。

 そんなエイシンヒカリが、繋養されるレックススタッドから「退厩していた」という情報が入れば、それは衝撃が走るというもの。

 すでにネット上では「ヒカリどこいったの」「まさか本当に行方不明なんてことは……」「移動先はどこなんだ」と不安な声が殺到している状況だ。

 ただ、それほど心配することもないという。

「エイシンヒカリには引退の時点で『海外シャトル種牡馬』の可能性が示されており、今回の退厩はそれに向けた準備なのでは、という意見も少なくありません。日本を席巻するディープインパクトの血統は日本では今後同血で食い合う可能性が非常に高く、大成するのは並大抵ではない。さらに海外G1を2勝している戦績から、欧州などでも一定の需要が見込めます。今後のシャトル実行のための検疫の準備だとしても不思議ではありません」

 最近ではディープインパクトやハーツクライの産駒が欧米で走るケースも増えてきた。エイシンヒカリが自ら世界を回り、父の偉大な血を世界に広めるのだろうか。もし今回の退厩理由がそれならば、非常にワクワクする出来事ではあるのだが……。

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