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JRA川田将雅「思い切り」でオークス(G1)リリーノーブル一気の戴冠も? 「悪癖」を受け入れて……

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 ライバルに敗れ桜花賞3着……今週5/20(日)に牝馬の頂点を決めるオークス(G1)で、逆転を狙うリリーノーブル(牝3 栗東・藤岡健一厩舎)。果たして、リベンジの可能性はあるのだろうか?

「桜花賞の最終追い切りは栗東のCウッドで追い切られましたが、ラスト11秒台でまとめ絶好の馬体でした。すでに一週前追い切りで、坂路時計4F52.3秒と自己ベストをマークしていましたし、態勢は整っていましたね。藤岡調教師も『周囲の馬に影響されないようになり、前走よりはるかに良くなっている』とコメントを出していたほどです。しかし、レースでは3着に。レース後に川田騎手が『いい状態でレースが出来て(チューリップ賞で負かされた)ラッキーライラックとは差を詰めることができましたが、もう一頭強い馬(1着アーモンドアイ)がいましたね』と、現時点ではこれが精一杯というようなコメント。やはり上位とは力差を感じます」(競馬記者)

 やはり、現状では逆転が難しいのだろうか。桜花賞のレースを振り返る。

 17頭立てで5枠9番。最高のスタートを切り、外目を走って先団に取り付く。レッドサクヤの後ろに付けて、先行する第2グループにポジションを取り追走。ここまでは実にスムーズだったが、3コーナー過ぎでリリーノーブルが少し掛かっていて川田騎手が手綱を少し絞って走っている。そのまま直線に向かい、インで前を走るラッキーライラックが追い出しにかかると、それと同時に追い出す川田騎手。しかし、馬群から抜け出したリリーノーブルは、ムチを入れてもラッキーライラックを追い抜く気配がない。ところが、外からアーモンドアイが上がってきて抜き去ると、それに反応して突然スイッチが入ったリリーノーブル。1着のアーモンドアイには2馬身以上差をつけられたが、2着ラッキーライラックには半馬身差まで迫った3着。もしアーモンドアイと併せていたら、と思わせる最後の伸び方でもあった。

「桜花賞の騎乗は、ちょっと不可解なところがありましたね。レース前のコメントで藤岡調教師は『近2走は少し行きたがって切れ味で負けたのでその点を工夫して(調教を)やってきた』と語っていました。当然、川田騎手は掛かるクセを意識していたはずですが、リリーノーブルは桜花賞でも少し引っ掛かってしまいました」(現場記者)

 阪神ジュベナイルフィリーズでは、スタートとしてから掛かり通しで、川田騎手の絞る手綱に怒っていたほど。チューリップ賞では、前に馬を置けずに外目を走り、引っ掛かってムダなエネルギーを消耗させていた。いくらリリーノーブルの中間の調整がうまくいっていたとはいえ、桜花賞で乗り方を変えずただ先行させただけでは、その近2走と同じで無策にも思えるのだが。

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