GJ > 競馬ニュース > 「大侵略」TCK対応策  > 2ページ目
NEW

東京ダービー(S1)JRA勢「大侵略」にTCKが対応策! 物議醸した「バルダッサーレ方式」アウトも根本的解決とは言えず……

【この記事のキーワード】, ,

「南関東クラシックの目玉といえる東京ダービーは、1着賞金が4200万円と中央の重賞に匹敵する高額ということもあって、JRA所属馬にとっても格好のターゲットでした。今回のルール変更は、その動きの抑止力となることは間違いないですが『これで、根本的に問題が解決したのか』というと疑問が残りますね」(競馬記者)

 記者がそう話すのも、例えば昨年の東京ダービーで2着だったキャプテンキングは、南関東クラシックの第1弾となる羽田盃が中央からの移籍初戦だった。つまり「バルダッサーレと非常に近いケース」だったといえる。

 しかし、来年から変更されるルールでは「バルダッサーレ方式」こそ収得賞金0という扱いになるが、「キャプテンキング方式」では収得賞金3500万円(羽田盃1着賞金)となって、堂々東京ダービーに出走できるというわけだ。もっと言えば羽田盃は5着まで東京ダービーの優先出走権が付与されるため、キャプテンキングのように勝つ必要もない。

「今回のルール変更は『南関東クラシックの価値を守る』という目的では、その第一歩ということになるでしょうね。今後、羽田盃や他の主要競走にも同じルールが拡大しなければ、現状ではほとんど効果が見込めないと思います。

しかし、今回の変更でバルダッサーレのような移籍1戦目のケースがアウトになりましたが、仮に来年以降キャプテンキングのような2戦目もアウトにすると、どうしても『じゃあ3戦目は?』という話になります。

例えば、今年の東京ダービーの有力候補プロミストリープは牝馬クラシックからの参戦ですし、南関東クラシックを守る上で『どこで線引きするのか』は今後、非常に難しい問題になるのかもしれません」(同)

東京ダービー(S1)JRA勢「大侵略」にTCKが対応策! 物議醸した「バルダッサーレ方式」アウトも根本的解決とは言えず……のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声
  2. 【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
  3. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  4. 「関東の問題児」がバチバチの叩き合いで痛恨の騎乗停止…被害馬の騎手からもクレーム? 降着の裁決に「迷惑をかけてしまい申し訳ない気持ち」
  5. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  6. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  7. JRA「一寸先は闇」のような勢力図の激変…注目集めた若手同期の明と暗、あの「お騒がせ騎手」が佐々木大輔に続くブレイク?
  8. セイウンハーデスにも襲い掛かった「不治の病」…“奇跡の復活”カネヒキリ以来の伝説に挑む
  9. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  10. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬