
関東リーディング18位!進化を続ける藤田菜七子、馬券の狙いどころとは
今年24勝とデビュー以来最高の勝利数を記録している藤田菜七子騎手。競馬ファンの中ではもはや「普通に買える騎手」として定着してきた。しかし馬券の買いどころとなると、しっかり精査する必要がある。藤田菜七子であっても「買える条件」と「絶対に買えない条件」があるからだ。そこで今回は「藤田菜七子の買いどころ」と「買えない条件」を紹介するので、ぜひ馬券の参考にしていただきたい。
まず先に「買えない条件」についてまとめよう。藤田菜七子は現在減量制度によるマイナス2kgの恩恵があるので、この恩恵が活かせる平場戦(未勝利・500万・1000万)がより藤田菜七子向きだ。逆に減量の恩恵がないレース、つまり特別戦は苦戦する傾向にある。実際に今年の24勝中、特別戦の勝利は新潟の1勝のみ。全体でも57戦して1勝だから、勝率は0.017%と今年度の勝率0.046%より大幅に劣る。
またトップジョッキーが集まる中央開催(阪神・京都・東京・中山)の芝コースではまったく狙えない。今年騎乗した東京と中山の芝コースでは52回騎乗して2着が1度のみ。これは昨年も同じで50戦して3着は1度のみ、デビューした2016年も46戦して2着が1度のみとなっている。デビュー以来148回騎乗して未勝利なのだから非常に狙いにくい。これは中央開催ではトップジョッキーや中堅騎手に質のいい馬が回ってしまうため、馬の質が急激に下がることも要因かと思われる。
では「買える条件」を見てみよう。昨年も今年も共通して言えるのは、新潟の成績がいいこと。昨年は新潟で芝3勝ダートで5勝と全競馬場でトップの8勝。今年も芝3勝ダートで5勝だから、やはり新潟は相性がいい。これは減量騎手の恩恵が活きる平坦コースというのも影響している。しかし年内の新潟開催は終了、これは来年に向けて覚えておいてほしいデータだ。そして今年は昨年以上に福島での成績がいい。
福島は坂もそれほどキツくなく、減量の恩恵を活かした乗り方ができるのだろう。その福島の中で狙えるのは、まず特別戦を除いた条件戦。その中でも、抜群の安定度を誇るのが平場のダート1150m戦だ。現在行われている福島開催中での成績は[3.1.0.3]で勝率42.8%、連対率57.1%と見事な成績。なお今週の藤田菜七子は、土曜が福島で日曜は東京。なので狙いは自然と土曜の福島になる。ちなみに今週この条件で藤田菜七子が騎乗するのは2レースある。
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