JRA「かわいいNo.1」メイショウテンゲンを侮り禁止! 皐月賞(G1)で弥生賞勝利時の「急成長」を見せつける

14日、中山競馬場で行われる皐月賞(G1、芝2000メートル)に弥生賞馬メイショウテンゲン(牡3歳、栗東・池添兼雄厩舎)が出走する。人気はなさそうなので好走すれば高配当を期待できる。狙える伏兵なのだろうか。
メイショウテンゲンは弥生賞(G2、芝2000メートル)では単勝39.1倍の8番人気だった。重賞初挑戦のきさらぎ賞(G3、1800メートル)は8頭立ての5着。妥当な評価だったと言える。しかし、4角で好位に取り付くと内で激しく競り合うニシノデイジーとカントルを外からあっさり交わし、そのまま押し切って優勝。重馬場で外が伸びる馬場ではあったが長くいい脚を使った。
陣営からは、この馬について「幼い」「真面目に走っていない」という声がよく聞こえてきたそうだ。
「陣営はきさらぎ賞は本気で走っていなかったと判断して弥生賞を使ったようです。気性は素直で潜在能力は高いのですが、いかんせん幼いため力を出し切らないのです。4戦目で未勝利を勝っていますが、このレースを見ればそれがよくわかります。また、重賞ともなれば競馬雑誌などが馬の立ち写真を撮りに来るのですが、この馬は『気をつけ』ができなくて、立ち方も悪いし、顔もソッポを向いてしまうんですよ」(競馬記者)
新馬戦は、皐月賞で2着だったワールドエースの全弟で今年の皐月賞候補の1頭だったワールドプレミア(休養中)の2着に好走している。問題は初勝利を上げた未勝利戦。鞍上の松山弘平騎手は道中は内々からポジションを上げていき4角で外目に出す。あっさり差し切る勢いだったが、突然外へとふくれる。ゴールでは外ラチまで迫っていたが、斜めに走りながら2着馬に2馬身差をつけた。
未勝利戦勝利後きさらぎ賞に出走する際、池添謙一騎手は「まだ幼いところがあり、勝った前走でも遊びながらという感じだったから、相手が強くなったほうがかえって競馬はしやすいかもしれない」と語っている。
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