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【京王杯2歳S(G2)展望】小倉王者マイネルグリットVS函館王者ビアンフェに「タワーオブロンドン2世」名スプリンター誕生の予感!?

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 2日(土)に東京競馬場にて伝統の2歳重賞である京王杯2歳S(G2)が開催される。

 距離が1400mということもあり、時期的にも朝日杯FS(G1)の前哨戦という位置づけではあるが、むしろこのレースに出走して後に出世した馬が意外に多い。一昨年の勝ち馬タワーオブロンドンは先日のスプリンターズS(G1)を制したほか、2016年の2着馬レーヌミノルは桜花賞(G1)を勝っている。

 また、2012年の2着馬ラブリーデイは後に天皇賞・秋(G1)やジャパンC(G1)を、2010年の2着馬リアルインパクトは安田記念(G1)を勝っているなど、3歳以降に活躍した馬を輩出しているレースだ。

 今年は14頭が登録。中でも注目を集めているのは、3連勝でここに臨んできたのがマイネルグリット(牡2、栗東・吉田直弘厩舎)だ。

 7月の中京でデビューし、終始好位を進んで勝ち上がる。2戦目は小倉へ移り、フェニックス賞(OP)に出走。前目の競馬に徹して2勝目を挙げる。連勝の勢いに乗って小倉2歳S(G3)に出走。重馬場だったが外から抜け出す競馬で後続をクビ差しのいで重賞制覇した。

 タイセイビジョン(牡2、栗東・西村真幸厩舎)も注目を集める1頭だ。

 父はフランスでG1を勝ったタートルボウルで、産駒に重賞勝ち馬が1頭しかいないという地味な血統ではあるが、6月の阪神でのデビュー戦では1番人気に推され、中団から脚を伸ばして2馬身半差をつけて勝ち上がった。

 函館2歳S(G3)へ駒を進めたものの、出遅れて後方からの競馬になり、上がり最速の脚を使うも届かず2着に敗れた。負けてなお強しといった内容だった。

 その函館2歳Sを勝ったのがビアンフェ(牡2、栗東・中竹和也厩舎)だ。6月の函館の新馬戦では1番人気に推されるも出遅れ、タイム差なしの2着に敗れる。中2週で出走した未勝利戦はハナ差ながら逃げ切り勝ち。3戦目の函館2歳Sも出遅れるが、先頭に立ってレースを引っ張り、タイセイビジョンを1馬身以上離して重賞制覇した。

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 このほか、デビュー戦を4馬身差圧勝し、前走のサフラン賞(1勝クラス)で2着したマジックキャッスル(牡2、美浦・国枝栄厩舎)やデビュー戦こそ凡走したが、未勝利戦は3馬身半の差をつけて逃げ切ったヴァルナ(牡2、栗東・寺島良厩舎)、同じく未勝利戦で3馬身差をつけて勝ち上がったモズアーントモー(牝2、栗東・森田直行厩舎)なども侮れない存在だろう。

 朝日杯FSはもちろん、今後の活躍を期待できる馬がこの中にいるだろうか。注目の一戦は15:35発走だ。

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