JRAルメール騎手「有馬の雪辱」果たせるか!? ホープフルS(G1)ワーケアで2020年クラシック王手?

28日(土)に今年最後の重賞となるホープフルS(G1)が中山競馬場で開催される。
G1に昇格して今年で3年目になるが、昨年の勝ち馬は皐月賞(G1)を勝ち、有馬記念(G1)で2着したサートゥルナーリアだけに、朝日杯FS(G1)と並んで来年のクラシックや3歳重賞路線を占う重要なレースと言える。
今年は16頭が特別登録を済ましているが、前走東京スポーツ杯2歳S(G3)で5馬身差の圧勝劇を演じたコントレイルに注目が集まっている。その中で、人気の一角を占めそうなのがワーケア(牡2、美浦・手塚貴久厩舎)だ。
父・ハーツクライ、母は伊オークス(G1)を制したチェリーコレクトという血統。叔母に愛オークス、ヨークシャーオークスを制し、昨年の凱旋門賞でエネイブルの2着に入ったシーオブグラスがいる。
6月の東京でデビュー。1番人気に推され中団から危なげない競馬で楽勝してみせる。4カ月の休養後、アイビーS(OP)に駒を進める。ここでも圧倒的な1番人気に推され、新馬戦と同じく中団から上がり最速の33.3秒の脚を使って3馬身差で完勝。連勝でホープフルSに臨む。
前走のアイビーSを快勝したあと、鞍上のC.ルメール騎手は「乗りやすいですね。道中もいい感じでした。体はまだしっかりしてないけど、これから良くなると思います。楽勝でした」とコメント。自信のほどをのぞかせている。
そのルメール騎手だが、ホープフルSが行われる中山芝2000mのコースは今年非常に相性がいい。9戦5勝で勝率55.6%と高い数字を残している。中山の芝内回りコースで9勝挙げているが、その内の5勝が2000mなので信頼できる数字だろう。
また、ワーケアを管理する手塚厩舎の馬とも相性が良い。19回騎乗して6勝し、勝率31.6%と好成績を挙げている。
1週前追い切りでは「いつもは馬なりで追い切っているのですが、終い1ハロンしっかりやれたのはデビュー以来初めてですし、反応は良かったですね」と手塚調教師がコメントしているように、順調な仕上がりを見せているようだ。
前2走に比べると相手関係は強化されるが、それに見合うだけの能力を見せつけてきた。デビューから騎乗してきたルメール騎手の好データを併せて考えると、ここでも勝利は射程圏内にあると言えるのではないだろうか。
今年のリーディングを確定させたルメール騎手。先週の有馬記念の雪辱をここで果たせるか。
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