JRAグランアレグリア「負けて強し」の高松宮記念(G1)2着! 次走に「期待」高まるも、2つの「不安」が……

29日に開催された高松宮記念(G1)は初の無観客開催のG1に加えて、1着馬の降着劇と異例づくしのレースとなった。その中で最も存在感を示したのは、1200m初挑戦だったグランアレグリア(牝4歳、美浦・藤沢和雄厩舎)でないだろうか。
レースは前半3ハロン34.5秒と重馬場を考慮してもスローな流れ。この流れを味方につけた先行馬3頭が最後の直線で抜け出す展開の中、後方からグランアレグリアが猛然と追い込んだ。ゴール前では、4頭が横並びの一線となり、ハナ差、ハナ差、アタマ差の大激戦の決着となった。
1位クリノガウディー、2位モズスーパーフレア、3位グランアレグリア、4位ダイアトニックの入線順となったが、1位入線のクリノガウディーが走行妨害したとして4着に降着。モズスーパーフレアが繰り上げ優勝という劇的な幕切れとなった。
この結果に、初の短距離戦でスピードに乗れなかったことが、グランアレグリアの敗因として挙げられている。しかし、先行馬有利の展開で、後方から唯一勝ち負けに加わった同馬の強さが際立った内容でもある。
レース後、池添謙一騎手は「初めての1200mで促さないといけなかった。これだけの馬なので、結果を出さないといけなかった」とコメントを残し、2着という結果に悔しさを噛み締めた。藤沢調教師は「最後はよく来ていた。マイルになればいいのではないか」と、次走について明言はしていないものの、マイル戦に向けて収穫があった様子だ。
予定通りであれば、グランアレグリアはヴィクトリアマイル(G1)から安田記念(G1)へ向かうことになる。
初の短距離挑戦で結果を残し、次走に期待が膨らむグランアレグリアだが、2つの「不安」がある。
まず、1つ目が「鞍上問題」だ。
「高松宮記念では主戦を務めるC.ルメール騎手に代わり、池添騎手が代打を務めました。今後、予定通りのローテーションでいくとなると、ヴィクトリアマイルはルメール騎手とのコンビで問題ありませんが、安田記念が問題になります。
安田記念にはアーモンドアイが出走を予定しているため、ルメール騎手はアーモンドアイとのコンビになるでしょう。そうなると、再度グランアレグリアの鞍上調整が必要になります。もし高松宮記念を勝っていたら池添騎手に白羽の矢が立つはずですが、2着という結果は微妙ですね。それだけに池添騎手にとって、高松宮記念は着順以上に悔しい結果だったのではないでしょうか」(競馬記者)
そして、もう一つが「マイル適性」だ。
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