
JRA中内田充正厩舎、重賞ジャック「大失敗」で桜花賞(G1)に暗雲!? ダノンファンタジー&ダノンプレミアム1番人気完敗で、桜花賞「有力2頭」も……
11日、オーストラリアのランドウィック競馬場でクイーンエリザベスS(G1)が行われ、日本から挑戦したダノンプレミアムは単勝2.0倍(JRA発売)の1番人気に支持されたものの、最後の直線で失速……3着に敗れた。
そのわずか30分後だ。今度は日本の阪神競馬場で行われた阪神牝馬S(G2)で、同じく1番人気に推されたダノンファンタジーが、やはり最後の直線で伸びを欠いての5着。これまで重賞3勝と、G1の前哨戦で無敗を誇った“トライアル女王”が初めて沈んだ。
日本、そして海外で今週は“中内田ウィーク”となると思われた。昨年も関西リーディング1位を獲得するなど、開業からわずか8年で名門中の名門に上り詰めている中内田充正厩舎。ただ、今年はここまで9勝のリーディング21位、そして重賞未勝利とやや出遅れた感がある。
それだけにクイーンエリザベスSにダノンプレミアム、阪神牝馬Sにダノンファンタジーの両エース。そして、翌日の桜花賞(G1)にもリアアメリアと、クラヴァシュドールという有力馬を送り出す今週は「巻き返しの1週間」になるはずだった。
まずは、この日の阪神1Rを単勝1.7倍のマックスで完勝。厩舎の“主戦”川田将雅騎手とのコンビで、2着続きに終止符を打った。それまではよかった。しかし、続く5Rで1番人気に支持されたリーガルマナーが最下位に大敗……。微妙に歯車が狂うと、その約2時間後にはオーストラリアの地から、ダノンプレミアム敗退の“悲報”が飛んできた。
「先々週、先週が8戦して2着4回、3着3回という、もどかしい結果。それだけに厩舎の公式ホームページでも『最近は2、3着ばかりでもどかしさが募る内容ですが、今週こその思い』と今週に懸ける意気込みが綴られていましたし、今週は『楽しみなラインナップです』と自信がある様子でしたが、この日は中内田厩舎にとって残念な結果となってしまいました。
特にダノンプレミアムは厩舎が『何としてもG1を獲らせたい』として、わざわざレベルの高い日本のレースを避けての遠征。新型コロナウイルスの影響で、海外遠征が難しくなる中での“強行”でした。それだけに海外G1制覇の勲章は、是が非でも欲しかったはずですが……」(競馬記者)
ただ、まだ“中内田ウィーク”は折り返し地点。12日には阪神7Rにロードゼウス、そして何よりも桜花賞にはリアアメリア、クラヴァシュドールという有力馬が控えている。
昨年は、重賞こそ過去最高の8勝だったが、G1のタイトルには手が届かなかった。ここまで重賞未勝利と“らしく”ない結果が続いているだけに、桜花賞で約1年半ぶりのG1タイトルゲットと行きたいところだ。
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