
JRAアーモンドアイ「最大の壁」は大物3歳コントレイル!? 19年前「芝G1・8勝」あと一歩に迫った世紀末覇王テイエムオペラオーの末路……
先日のヴィクトリアマイル(G1)を圧勝し、ディープインパクトら歴代の名馬と並ぶ芝G1・7勝に到達したアーモンドアイ(牝5歳、美浦・国枝栄厩舎)。
まだ5歳春ということからも、これまで数々の歴史的名馬が阻まれてきた新記録「芝G1・8勝目」へ、前途は洋々といえるだろう。
そんなアーモンドアイだが、次走が来月7日の安田記念(G1)になる可能性が高まっている。ヴィクトリアマイルのレース後、主戦のC.ルメール騎手が希望したことを発端に、国枝調教師も「可能性としてはあるだろうね」とコメント。
すでにルメール騎手が騎乗見込みだったグランアレグリアの陣営が、引き続き池添謙一騎手とのコンビ継続を発表しており、参戦はほぼ決定的な状況となっている。
今年の安田記念には、昨年の春秋マイル王インディチャンプや、香港マイル(G1)でG1・3勝目を上げたアドマイヤマーズなど、牝馬限定戦だったヴィクトリアマイルよりもメンバー強化は必至だ。だが、それでも同じ東京マイルで圧巻のレースを見せたアーモンドアイの優位は動かない。致命的な不利を受け3着に終わった昨年に続く、大本命としてレースを迎えることが濃厚だ。
しかしその一方でアーモンドアイの「芝G1・8勝目」という、前人未到の大記録更新を不安視する声もあるようだ。
「新記録達成に前途洋々に見えるアーモンドアイですが、この春の内に決めておかないと、一気にハードルが上がる可能性があります。
というのも今年の3歳クラシックには、共に無敗でクラシック第1戦を制した牡馬コントレイル、牝馬デアリングタクトという抜けた存在がいます。この2頭は秋も王道を歩むでしょうし、必然的にアーモンドアイと戦うことが濃厚です。
特にコントレイルは、以前から距離の不安が囁かれており、秋は3000mの菊花賞よりも2000mの天皇賞・秋に進む可能性が高いと言われています。もちろん現段階で、コントレイルがアーモンドアイより強いと言うつもりはありませんが、秋G1の3歳馬の斤量アドバンテージは決して小さくないですからね」(競馬記者)
過去に「芝G1・8勝目」の記録に最も迫ったのが、2000年に古馬王道G1完全制覇となるグランドスラムを達成し「世紀末覇王」と称されたテイエムオペラオーだ。
PICK UP
Ranking
23:30更新「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声
【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「関東の問題児」がバチバチの叩き合いで痛恨の騎乗停止…被害馬の騎手からもクレーム? 降着の裁決に「迷惑をかけてしまい申し訳ない気持ち」
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA「一寸先は闇」のような勢力図の激変…注目集めた若手同期の明と暗、あの「お騒がせ騎手」が佐々木大輔に続くブレイク?
- 武豊「こんな馬ではない」アルテヴェローチェ不完全燃焼!レースレベルに疑問残るも…川田将雅「4コーナーで勝つと思いました」の明暗
関連記事
JRA武豊が安田記念(G1)「断念」!? まさかの鳴尾記念(G3)騎乗決定で「大斜行」の悪夢払拭は来年に持ち越しか……
JRAアーモンドアイ安田記念(G1)参戦の「布石」!? グランアレグリアは池添謙一とコンビ継続! この決定の裏にはやはり……
JRAダノンスマッシュ安田記念(G1)へ! 「鞍上未定」も、初のダノンG1・3頭出しは「馬券圏内」確実!?
JRA アーモンドアイ「芝G1レース8勝目」は安田記念(G1)で? ダノンプレミアムら超強力ライバル相手に金字塔を打ち立てるか!?
JRAダノンプレミアムはD.レーンと「新コンビ」決定。「負けられない」川田将雅! 京王杯SCの屈辱を安田記念(G1)でリベンジか!?