JRA D.レーン騎乗停止は「日本見納め」の前触れ!? 若き天才に襲い掛かった「2年目のジンクス」の代償とは

5日の福島7RでD.レーン騎手の騎乗馬が3コーナーで外側に斜行し、これに接触した団野大成騎手が落馬。レーン騎手は2日間の騎乗停止処分を受けた。当日発表では骨盤骨折と診断されていたが、入院後に精密検査をしたところ、骨折していなかったことが分かった。団野騎手にとっては不幸中の幸いだったといえるだろう。
その一方で、加害者となってしまったレーン騎手には厳しい状況が続いている。勝ち星こそ40勝と「レーン旋風」に沸いた昨年の数字を上回ったものの、これは騎乗期間が2カ月から3カ月に伸びたのだから当然か。リスグラシューとのコンビで宝塚記念(G1)、有馬記念(G1)の両グランプリを制するなどの大活躍を見せた昨年に対し、今年の重賞成績は大きく見劣る結果となった。
初来日だった1年目に比べて騎乗馬の質も大きく上がっていたにもかかわらず、3割を超えた勝率も2割強に下がった。さらに、重賞勝ちに至っては7勝から2勝に激減し、「2年目のジンクス」に苦しんでいる。
その結果、関係者の評価は徐々に下がってきているようだ。
「昨年の活躍は目を見張るモノがありましたが、今年に関しては期待外れですね。ノーザンファームのバックアップがあるので勝ち星こそ伸びていますが、大きいところはさっぱりです。
本人も最近はイライラした様子でモチベーションも低いとか。先週の福島にしても初コースで小回りという事で対応できていませんでした。位置取りも悪く、仕掛けの遅れも目立っていたようで、断然人気の馬を飛ばしていましたね。
ところが、ラジオNIKKEI賞(G3)では前を意識し過ぎて、折り合いに不安のあるグレイトオーサーを仕掛けながら出していった結果、当然のように引っ掛かって制御不能に……。好調だった昨年と違って、どこか冷静さを欠いている印象です」(競馬記者)
しかし、結果を残せないと評価が下がるのは勝負の世界の常でもある。残念ながらこのままだと来年の短期免許取得は難しくなる可能性が高いのだ。
JRAの規定により、外国人騎手の短期免許取得には母国のリーディング上位に入るか、凱旋門賞などの指定G1を通算2勝以上している必要がある。レーン騎手がこれらの条件をクリアするには高いハードルとなるだろう。また、騎乗停止処分を1回受けた騎手は翌年の期間が2ヶ月以内に制限される。
8日に大井競馬場で行われたジャパンダートダービー(G1)では、単勝オッズ1.1倍の断然人気に支持されたカフェファラオに騎乗するも、まさかの7着に敗れたレーン騎手。これもまた今年の不調を象徴する敗戦だったかもしれない。
21日まで取得していた短期免許期間も、騎乗停止処分によって18日、19日の騎乗が出来なくなった。
「2年目のジンクス」に苦しんだ若き天才騎手の奮起に期待したい。
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