
JRAデアリングタクト・岡田牧雄代表ジャパンC(G1)に自信あり!? アーモンドアイ香港C(G1)出走へ「牽制球」
29日に行われるジャパンC(G1)の出走有無について、各陣営の「駆け引き」が激しくなってきた。
牝馬三冠を無敗で達成したデアリングタクトが、いち早く出走を表明した今年のジャパンC。無敗の牡馬三冠を達成したコントレイルと、昨年の3冠牝馬で日本史上初の芝G1・8勝を達成したアーモンドアイの動向に注目が集まっていた。
しかし、アーモンドアイは4日にノーザンファーム天栄へ放牧。次走の候補にはジャパンC、香港C(G1)などが挙がっており、近日中に決定する見込みとなっている。
これに対し、5日コントレイルが正式にジャパンC出走を表明。大山ヒルズでコントレイルの状態を確認した矢作芳人調教師が「実際に見て、体の張りもいいし、完全に回復していました。今日見た限りでは何の心配もありませんでした。あとはデアリングタクトも出てくるということでファンの盛り上がり、競馬としての盛り上がりを考えても、オーナーと相談して、そういう決断に至りました」とコメントした。
コントレイルの出走が決まった事により、デアリングタクトを所有する岡田スタッドグループ代表の岡田牧雄氏は『サンスポZBAT!競馬』にてコメント。
「コントレイルが参戦を表明してくれて、すごくうれしく思います。これでアーモンドアイも出てくれれば最高ですね。秋華賞も菊花賞も馬券の売り上げは(前年比)大幅プラスでしたし、ジャパンCも大いに期待できるでしょう。これでますます競馬が盛り上がってくれればいいですね」とアーモンドアイ陣営へとラブコールを送った。
「アーモンドアイのジャパンC出走は、今回の放牧でかなり微妙になりましたよね。香港カップ出走の方がローテーション的にも可能性が高いように思います。
ただ、今回の岡田氏の発言を受けて、ノーザン側がどういった選択をするのかは見物ですね。最大手の牧場としては、プライドもあると思いますから……」(競馬記者)
確かに、今回の発言は見ようによっては「牽制球」ともとれる発言。「現役最強」を懸けた3頭の戦いを待ち望んでいるファンも少なくはないはずだ。
今回のジャパンCがラストチャンスだと思われる「3頭」の直接対決。ノーザンファームも含めた、アーモンドアイ陣営の「選択」に大きな注目が集まる。
ファンの期待を乗せジャパンC出走なるか、それとも……。
近々発表されると思われる、今後の動向を楽しみにしたい。
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