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JRAノーザンファームがジャパンC「逃亡」!? 14年ぶり「大失態」のリベンジ自重で、コントレイルVSデアリングタクト「世紀の一戦」に有力馬不在の危機か

JRAノーザンファームがジャパンC「逃亡」!? 14年ぶり「大失態」のリベンジ自重で、コントレイルVSデアリングタクト「世紀の一戦」に有力馬不在の危機かの画像1

 ジャパンCは2強対決で終わるのだろうか……。

 5日、無敗の3冠馬コントレイルがジャパンC(G1)に向かうことが明らかになった。すでに参戦を表明している無敗の3冠牝馬デアリングタクトと、夢の3冠馬対決が実現することになる。

 大山ヒルズでコントレイルの状態を確認した矢作芳人調教師は「実際に見て、体の張りもいいし、完全に回復していました。今日見た限りでは何の心配もありませんでした。あとはデアリングタクトも出てくるということでファンの盛り上がり、競馬としての盛り上がりを考えても、オーナーと相談して、そういう決断に至りました」とコメントした。

 3冠達成直後となる2頭の無敗馬が激突することで、ジャパンCは空前の盛り上がりを見せること間違いなし。今年の総決算とも呼べる一戦になりそうだ。

 その一方、今年の3歳戦線で2頭の後塵を拝した生産界の王者ノーザンファームにとっては、一矢報いるチャンスでもある。

 今年、コントレイルとデアリングタクトにタイトルを総ざらいされたノーザンファームは、14年ぶりに3冠競走を無冠で終えた。だが、ジャパンCで2頭に勝利することができれば、面目を保つことが出来るだろう。

 しかし、ノーザンファームの有力馬が挙って「ジャパンCに出走しない」ということが起こるかもしれない。

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 まず、出走が最も熱望されているのがアーモンドアイ。天皇賞・秋(G1)で芝G1・8勝を達成した最強女王が出走すれば、新旧3冠馬3頭によるドリームマッチが実現する。

 次走にジャパンCと香港国際競走を視野に入れているが、昨年は天皇賞・秋から香港遠征というローテーションを予定していたことを考えれば、ジャパンC参戦の可能性は低いかもしれない。また、中2週で出走した安田記念(G1)で敗れているため、中3週のジャパンCは歓迎できるものではないだろう。現在、ノーザンファーム天栄に放牧に出されているため、そこでのコンディション次第となりそうだ。

 次に期待されるのは、天皇賞・秋の2、3着馬のフィエールマンとクロノジェネシスだ。

 前者はすでに有馬記念(G1)へ向かうことが発表されており、ジャパンCに出走することはない。後者の次走は発表されていないが、すでに登録を行った香港Cの招待を受けている。アーモンドアイと同じく、こちらも香港遠征の可能性は否定できない。

 また、京都大賞典(G2)を制したグローリーヴェイズはジャパンCと香港ヴァーズ(G1)の両睨み。しかし、同馬は東京コース未経験のため、昨年優勝した香港ヴァーズに向かうことは十分に考えられる。

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