JRA阪神JF(G1)武豊「能力相当ある」メイケイエール距離延長問題なし!? 白毛一族“異色”の素質馬はレシステンシアに続けるか

13日、阪神競馬場で行われる阪神JF(G1)はソダシ、メイケイエール(牝2、栗東・武英智厩舎)の白毛一族対決が話題を集めている。血縁的に同族となる2頭だが、毛色は異なっている。それぞれ2代母、3代母に白毛で有名だったシラユキヒメがいる。だが、ソダシが白毛なのに対してメイケイエールは鹿毛である。
これまでシラユキヒメ一族が重賞を勝利したのは、2008年の関東オークス(G2)他重賞3勝を挙げたユキチャンと昨年のレパードS(G3)を勝ったハヤヤッコくらいだったが、いずれもダートでのもの。同じ年に生まれたソダシが札幌2歳S(G3)、アルテミスS(G3)を連勝、メイケイエールが小倉2歳S(G3)、ファンタジーS(G3)を制したことで、芝重賞初勝利だけでなく一気に4勝を挙げる大活躍だった。
下馬評ではソダシが優勢だが、メイケイエールも決して引けは取らない馬である。
過去10年、阪神JFを優勝した馬の前走はファンタジーS組が3頭と最も好相性。昨年も勝ち馬レシステンシアが、このレースをステップに5馬身差のレコード勝ちを収めている。
昨年と異なり今年は阪神での開催となったが、メイケイエールはレシステンシアの1分20秒7を上回る1分20秒1のレコードで駆け抜けた。既に小倉2歳Sも勝利しているメイケイエールはレシステンシア以上の実績で阪神JFに挑むことになる。
ただ、強さを見せる一方で前のめり過ぎる気性は、距離延長に一抹の不安を感じさせることも確かである。12頭立てだったファンタジーSでは出負けするような格好で後方からの競馬を強いられるも、武豊騎手ですら抑え切れずに4番手までポジションを上げた。普通の馬なら直線で脚が止まる展開だったにもかかわらず、前を行く馬を差し切っている。
こんな芸当ができる時点で、メイケイエールがただ者ではない証明といえるだろう。
レース後、武豊騎手は「何とかなだめようとしましたが抑えが利かず、普通ならだめになるパターンだし、相当能力があります。前半あれだけロスがあって厳しいかと思いましたが、最後まで持つのはすごい」と舌を巻いたほど。続けて距離延長については「折り合いひとつですね。前半ゆっくり走れれば、1600mでも大丈夫」と前進気勢の強さを課題として挙げた。
「父のミッキーアイルも短距離で活躍した馬ですが、NHKマイルC(G1)やマイルCS(G1)というマイルG1を優勝しています。武豊騎手が課題に挙げたように距離については折り合い次第でしょう。
マイルでも勝ち切るようなら来春の桜花賞やNHKマイルCも視野に入れることが可能です。まずはここが試金石となりそうですね」(競馬記者)
また、先週のチャンピオンズC(G1)はインティが、10番人気の低評価を覆して3着に好走。折り合いの難しかった馬の復活は、武豊騎手の手腕なしには語れない。
メイケイエールにとって武豊騎手が騎乗することは非常に心強いだろう。
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