
JRA国枝栄厩舎「牝馬2頭」で日本ダービー・オークスW制覇!? サトノレイナスとアカイトリノムスメ「ポスト・アーモンドアイ」のローテーションは……
昨年の競馬界は牡馬牝馬の三冠馬誕生など偉業の年となったが、その中でも一番の注目を集めたのが「9冠馬」アーモンドアイだろう。
新旧・三冠馬対決となったジャパンC(G1)では、コントレイル、デアリングタクトの2頭を退け優勝。最強の名を誇示したまま、自ら引退の花道を飾ったのは記憶に新しいところだ。
本馬を管理していたのが国枝栄厩舎。過去にはアパパネでも牝馬三冠を達成した名門厩舎だ。アーモンドアイは引退したが、次世代を担う明け3歳馬も粒揃いで、現在のところ9頭が勝ち上がりを決めている。
中でも注目は、ディープインパクト産駒の「牝馬2頭」、サトノレイナスとアカイトリノムスメだろう。
サトノレイナスは新馬戦とサフラン賞(1勝クラス)を連勝し、阪神JF(G1)でも2着と健闘。アカイトリノムスメは三冠馬アパパネの仔で、デビュー戦こそ7着と敗れたが、未勝利戦、赤松賞(1勝クラス)を連勝しており、その血統からも今後の活躍が大いに期待されている。
今年の始動戦として現在、2月のクイーンC(G3)と3月のチューリップ賞(G2)の両にらみとなっているアカイトリノムスメ。だが、ここでサトノレイナスも同じくクイーンCから桜花賞(G1)というローテーションが発表された。
馬主が異なるだけに同じローテーションも考えられなくはないが、同厩だけに使い分けられる可能性が高いのではないかと記者は話す。
「アカイトリノムスメはクイーンCから行けるんじゃないかという話もありましたが、サトノレイナスの方がクイーンCから桜花賞というローテーションに決まったようですね。
国枝調教師はサトノレイナスに対して『2000mは欲しい』っていう話をしていますし、やはり本命は東京2400mでしょう。デビュー戦は東京のマイルでしたが、クイーンCでもう一度東京を試しておきたいという気持ちがあるのかもしれませんね。
牝馬ながら、皐月賞、日本ダービー、菊花賞と、牡馬クラシックにも登録を行っているサトノレイナスですが、一方のアカイトリノムスメに関しては、現在のところ牡馬クラシックへの登録がありません。牝馬クラシック戦線で戦うなら、桜花賞と同コースのチューリップ賞に回るのが妥当な選択ではないでしょうか」(競馬記者)
国枝調教師はサトノレイナスの日本ダービー(G1)挑戦について、『日刊スポーツ』の取材で「ソダシも登録しているの?じゃあ、ソダシと一緒に走らせるかな」とダービー参戦を思わせる発言をしている。
PICK UP
Ranking
11:30更新「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声
【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 「関東の問題児」がバチバチの叩き合いで痛恨の騎乗停止…被害馬の騎手からもクレーム? 降着の裁決に「迷惑をかけてしまい申し訳ない気持ち」
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- セイウンハーデスにも襲い掛かった「不治の病」…“奇跡の復活”カネヒキリ以来の伝説に挑む
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA「一寸先は闇」のような勢力図の激変…注目集めた若手同期の明と暗、あの「お騒がせ騎手」が佐々木大輔に続くブレイク?
- 横山典弘「27年ぶり」ドバイ決戦へ。「自分の命と引き換えに僕を守ってくれた」盟友ホクトベガの死で止まった時間…今度こそ無事完走を
- 武幸四郎騎手に横山典弘騎手が「絶叫」!? 武豊騎手が明かしたアノ復活劇でのエピソードに見る、弟のキャラクター
関連記事
JRAアーモンドアイ調教師「牝馬」で2021牡馬クラシック参戦!? ソダシ&サトノレイナス以上に色気たっぷりの“ガチ勢”候補とは
JRAジャパンC(G1)C.ルメール「不可解騎乗」が実を結ぶ!? 国枝栄「ルメさんにお任せ」アーモンドアイを“全権委任”の真相
JRA国枝栄師「いい勝ちっぷり」母アパパネと完全一致の軌跡は奇跡!? アカイトリノムスメ三冠のサイン…… 12冠ベビーがアーモンドアイ後継に名乗り!
JRAアーモンドアイ「放牧」でジャパンC回避濃厚!? 香港カップ(G1)に持ち越す「9冠目」へのシナリオはアウェイ遠征で「最強」証明か
JRA国枝栄調教師「抽選除外」に疑問で批判殺到!? 「横一線の抽選が正解なのか」菊花賞(G1)武豊予定アンティシペイトも無念