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JRAデアリングタクトVSレイパパレ「初対決」は……!? 無敗の三冠馬と無敗の超新星、それぞれが抱える「事情」とは

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 昨年、史上初となる無敗の牝馬三冠を達成したデアリングタクト。11月のジャパンC(G1)では3着と、アーモンドアイの前にキャリア初の敗戦を喫したが、2着コントレイルとはわずかクビ差。今年は同世代の三冠馬へ借りを返すだけでなく、狙うのは当然「競馬界の頂点」だろう。

 そんなデアリングタクトにとって、昨年何度も強さを見せつけた同世代の牝馬たちは、もはやライバルになり得ないかもしれない。しかし、そんな中で、今なお多くの競馬ファンに「ひょっとしたら……」と思わせる新星がいる。

「幻の秋華賞馬」と称される無敗馬レイパパレ(牝4歳、栗東・高野友和厩舎)だ。

 デアリングタクトが三冠を成し遂げた、10月18日の京都競馬場。11R秋華賞(G1)の約40分前に現れたのが、10R大原S(3勝クラス)に出走するレイパパレだった。

 13頭立ての芝1800mのレース。ゲートで出負けしたレイパパレだったが、スピードの違いで前につけると、押し出されるようにハナへ。レースの主導権を握ると、最後の直線で外に持ち出されたレイパパレは、ほぼ馬なりのまま後続をちぎって圧勝した。

 主戦の川田将雅騎手が3勝クラスの古馬を相手にムチを一切使わなかったレース内容も然ることながら、走破時計の1:46.3はデアリングタクトが勝った秋華賞の1800m通過1:48.5より2.2秒も速い。

 同日同競馬場での比較であり、自ら逃げて刻んだタイムだけに、レイパパレの強さがより際立っていたというわけだ。

 さらにレイパパレが秋華賞を除外になってこのレースに回った経緯もあり、レース直後からネット上の競馬ファンからSNSなどで「デアリングタクトと戦ってほしかった」「幻の秋華賞馬」と評価されたことにも納得だろう。

 無論、懐疑的な声もある。デアリングタクトたち秋華賞組が55kgを背負っていたことに対して、レイパパレは52kg。この3kg差は大きく、そもそも外回りの1800mと内回りの2000mのタイムを比較すること自体もナンセンスだ。

 しかし、そんな“雑音”を再びシャットダウンしたのが、前走のチャレンジC(G3)だった。

 新潟記念(G3)を勝ち、今年のサマー2000シリーズの王者にも輝いたブラヴァスを差し置いて、単勝1.6倍の支持を集めたレイパパレ。道中2番手から4角先頭を決めると、そのまま後続をあっさり完封。デビュー5連勝で重賞初制覇となった。

 こうなってくると2021年は、デアリングタクトとレイパパレの初対決が「どこ」で行われるのかに大きな注目が集まる。

 すでに3月の金鯱賞(G2)からの始動が発表されているデアリングタクト。現在まだ具体的なローテーションが発表されていないレイパパレだが、同じ芝2000mのチャレンジCを勝利したことからも、いきなりここで初対戦を迎える可能性もある。

 さらにコントレイルも出走を予定している大阪杯(G1)で初対決となれば、ファンからも大きな注目を集めることになるだろう。

 ただ、その一方で2頭が対決する可能性は「かなり低い」という声もあるようだ。

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