パチスロ「ホールの仕掛け」を見抜くも後悔…勝利の決め手は“愛情”!?

　パチスロユーザーにとってはホールの「アツい日」は特別な日である。店舗へ足を運ぶ時間すら楽しみに思えてくるものだ。

　ホールによっては様々な「アツい日」が存在し、「全台系」や「末尾」など多種多様な準備をする可能性がある。これを予想することもパチスロの醍醐味といえよう。

　3月1日、今回挑戦するホールは「1」のつく日が期待大。機種に絞ったり、末尾に寄せたり、その時によって異なるが看破のヒントは多い。

　同ホールは小規模であり、駅から離れているため「アツい日」であっても午後から狙える優良店。実戦は正午からスタートした。

　到着するとまばらに稼働しており、当り機種をしぼることは困難。「末尾」であるのか「全台系」であるのか判断がつかない状況であった。

　まずは様子見と『パチスロひぐらしのなく頃に祭2』に着席。本機は設定1でもフル攻略で出玉率「103%」を誇る激甘マシンである。

　当り機種でなくともプラス収支が見込めるため、様子見には持って来いだ。店内状況に動きがあるまで粛々と打ち込んでいく。

　しばらくすると「末尾2」の数台がドル箱を積み始めた。なるほど、今日は末尾かと空いていた『戦コレ！［泰平女君］徳川家康』をすぐさま押さえる。

　打ってみると確かに初当りが軽い。100G付近でATに当選。以降も早い初当りを重ねるが単発が続き投資が増えていく。

　遂には最大天井までハマり単発の有様。示唆演出もなく、本機はヒキで早い初当りが取れるため「これ以上追うのは危険」と判断し一度台を離れた。

　改めて辺りを見回すと「末尾2」を打っていたユーザーが軒並み消えている。先程の状況はどうやら偶然であったようだ。

　その代わり「末尾8」の『吉宗3』が高設定挙動を見せている。設定差の大きい「RBからの引き戻し」や「鷹狩り」などが確認できた。設定が入っていることは間違いなさそうだ。

　さらに後ろを振り返ると「末尾8」の『SLOT魔法少女まどかマギカ2』が3箱目に突入していた。どうやら小役を数え、粘っている様子。これは「末尾8」が正解の可能性は非常に高い。

　他の「末尾8」は『クランキーセレブレーション』『政宗3』『カードバトルパチスロ ガンダム クロス オーバー』が空き台となっていた。

　数分悩んだが『カードバトルパチスロ ガンダム クロス オーバー』を選択。スペックは一番低い。完全に私の趣味である。

　愛情が通じたのか、閉店まで6回のATに突入し1933枚の出玉を獲得。設定示唆は発生しなかったが、「初当りの早さ」と「AT当選率」「店内状況」を考慮すれば高設定は間違いなさそうだ。しかし、本日の総投資が22000円なので辛勝といったところ。

　末尾の特定まで実に「6時間」もかかってしまった点は反省すべきだろう。もしも初めに「好きな機種」を選択していれば大勝ちできたかもしれない。

（文=大松）

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