パチンコ新台「11万発」も見える究極RUSH！「超お宝データ」を体験できる激熱マシン!!

文＝大森町男

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　ホットな新台をユーザーの感想を交えつつ掘り下げていくこのコーナー、【激アツ新台実戦JUDGEMENT】。今回のピックアップマシンは、強烈な一撃性を見せつけ「小当りRUSH」の未来と可能性を切り開いた爆裂マシンの最新作『PぱちんこGANTZ極』（以下ガンツ極）だ。

　大当りに代わる第2の出玉機能として登場した「小当りRUSH」。初期は首尾よくスペックに落とし込めずファンの歓心を買うことができなかったが、強力な出玉性能を装備した『CRぱちんこGANTZ』が状況を一変させ、パチンコにおける小当りRUSHの正解のひとつを提示した。

　その初代『GANTZ』登場から4年。究”極”に進化した小当りRUSHを引っさげたシリーズ最新作が満を持してホールにデビューした。それが『ガンツ極』である。

　約1/319.9で抽選される初当りの45％、もしくは初当り非確変時に付与されることもある30回転の時短による引き戻しの70％で突入する「超GANTZ EXTRA」が本機の出玉増加装置となる。これ以外の連チャンモードやまとまった出玉を得る機会は用意されていない。基本的に「超」か「なし」かの”極”端なゲーム性となっているのである。

　その厳しさは初当りの振り分けを見れば一目瞭然。10ラウンド確変+次回大当りまで継続する小当りRUSHは5％で、そのほかの大当りはすべて2ラウンド。さらに2ラウンド通常で電サポ0回、つまり「時短なし」が38％の比率となっている。

「ボタン強打で切れながら打ってるやつが多い」「正直めちゃくちゃ辛い」「デッドorダイ」と、はまらない打ち手や展開に恵まれなかったファンからは胸に響く魂の叫びが随所で散見される。

　しかしその分、うまくいった時の恩恵はバリエグで、「一撃約3万発」「12連で5万発出た」などの爆裂報告も多数寄せられている。このような一発の破壊力だけでなく、調整や展開が微笑めば、「7万発出た台があった」「終日で11万発のデータ」など、超お宝データを体験できる極楽浄土が本機の先に待ち構えているのである。

　一度確変を引き当てれば、1500発が確約される大当りと期待値1500発の小当りRUSHが70％でループするのである。さらに、確変中の大当り確率は約1/114.0と充分なハマリ余地を持った数値に設計されているので、1回の大当りでも5000発、6000発と大きな出玉の固まりを手にすることが可能。

　このスペックが実現できたのは去年の11月に行われた内規変更のおかげ。確変や連チャンモードに突入した時の平均出玉いわゆる「モードTY」が、確変ループおよびST機は7900発から9000発へ、そして小当りRUSH機は1万1000発と大幅に緩和されたのである。その恩恵をもろに受けたのがこの『ガンツ極』ということだ。

　ここが小当りRUSH最大の強みであり、「小当りでハメ倒せば大当り2回で万発もあり得る」ゲーム性は、逆をいえば小当りRUSHがすぐに終わっても70％当てればまだチャンスがあり、1回でも継続しなかったらそこで終了のこれまでの連チャンシステムと大きく異なるポイントでもある。

　ちなみに、この究極の小当りRUSHを成立させるために、遊タイムは搭載してあるものの付与される電サポ回数は100回転と「ちょっとチャンス」くらいの恩恵に留めている。

「これなら装備しなくてもよかったのではないか」という意見もあるが、すでに強力な出玉性能を保持しているので、最低限の救済機能を付随させたのと、このままだとベース部分でほとんど変化がないのであえてP機らしさを取り付けたのではないだろうか。

　まあ、そんな議論は本機の極めつけの出玉性能の前では些事である。去年の11月に行われた内規緩和によって現行機最凶のモードTYを実現できたこの『PぱちんこGANTZ極』。この出玉感は経験しておくべきである。

（文=大森町男）

<著者プロフィール>

　羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。