JRA 天皇賞・春(G1)メロディーレーン森田直行調教師がまさかの「ダメ出し」!?さらには衝撃の「重め残り」も……新コンビ池添謙一騎手に託された期待
5月2日、阪神競馬場では伝統の長距離レース、第163回天皇賞・春(G1)が行われる。
2019年の菊花賞(G1)で5着に入り、昨年の天皇賞・春では11着に敗れたメロディーレーン(牝5歳、栗東・森田直行厩舎)が今年もエントリー。JRA史上最小馬体重勝利記録を持つ、340キロ台の超軽量牝馬だ。その小さな馬体で懸命に走る姿には、心を打たれるファンも多い。
今回、新コンビとなる池添謙一騎手と共に、前走の大阪ハンブルクC(OP)10着から巻き返しを図りたいところであるが、管理する森田直行調教師は大敗した前走の乗り方について、「消極的すぎた」とまさかのダメ出しをしている。
その大阪ハンブルクC。スタートはそれなりに出たものの、あまり行き脚がつかずに、道中は後方寄りを追走。4コーナーを10番手で回ると、そのまま10番手のままフィニッシュ。1着馬から1秒2離された、完敗といって良い内容だった。
だが、3走前の海の中道特別(2勝クラス)では、道中3番手を追走すると、積極的な仕掛けから直線に向くとすぐに先頭に立ち、そのまま力強く押し切り勝利を収めていた。
森田師はメロディーレーンについて、「この馬には早仕掛けが合う」と話しており、もともと瞬発力勝負では分が悪いと思っていたからこそ、大阪ハンブルクCでの乗り方にはやや不満があったのかもしれない。
その分、今回新コンビとして白羽の矢が立った池添騎手には、「積極的に乗って欲しい」と期待を託しているようだ。また、池添騎手と森田師のコンビは、大阪杯(G1)であの三冠馬コントレイルに先着した、モズベッロと同じコンビでもある。
「モズベッロのように、池添ジョッキーは合いそう」と森田師は話し、池添騎手も自身のTwitterで、「条件馬でG1、簡単ではないですけど1つでも上の着順を目指して頑張ります!!」とコメント。一発のあるコンビであるだけに、なんとも言えない不気味な雰囲気を醸し出している。
「メロディーレーンは阪神で2勝しており、前走は敗れましたが、もともとは得意としているコース。池添騎手の積極的な仕掛けと、さらには少し馬場が渋りでもすれば、それなりに巻き返せるのではないでしょうか。
ただ、今週の追い切り後、『いつもより動かなかった。体が増えているし、太いのかもしれない』と森田師がコメントしていたのは気になりますね。当日の馬体重はチェックしておいた方が良いかもしれません」(競馬誌ライター)
馬体重340キロ台の超軽量牝馬に、まさかの「太め残り」の可能性があるという。さらに、もともと追い切りはあまり動かないメロディーレーンが、「いつにもまして」動かなかったそうである。ぜひ当日の気配と馬体重には注意しておきたいところだ。
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