GJ > 競馬ニュース > ディープインパクト「雪辱の凱旋門賞」制覇に王手!
NEW

ディープインパクト「雪辱の凱旋門賞」制覇に王手! 薬物失格から15年……「16馬身差圧勝」スノーフォールがブックメーカー1番人気に

ディープインパクト「雪辱の凱旋門賞」制覇に王手! 薬物失格から15年……「16馬身差圧勝」スノーフォールがブックメーカー1番人気にの画像1

 英国の“衝撃”が日本まで伝わってきた。

 4日、英エプソム競馬場で行われた英オークス(G1)を、ディープインパクト産駒のスノーフォール(牝3歳、愛・A.オブライエン厩舎)が16馬身差という歴史的大差をつけて圧勝。日本産馬が初の英国女王に輝いた。

 まさに衝撃的な勝利だった。14頭立て芝2400mのレースで、最後の直線を好位で迎えたスノーフォールは鞍上のL.デットーリ騎手のゴーサインに応えると、一気に馬群から抜け出して後続を突き放す。その後はまさに独走状態。ライバルたちをまったく寄せ付けず、先頭のままゴール板を通過した。

ディープインパクト「雪辱の凱旋門賞」制覇に王手! 薬物失格から15年……「16馬身差圧勝」スノーフォールがブックメーカー1番人気にの画像2

 この圧勝劇には、デットーリ騎手も「たくさんのクラシックを勝ってきたけど、こんなに楽勝だったことは今までになかった」と手放しで称賛。

 かつて英オークスを勝って、凱旋門賞(G1)を連覇したエネイブルを引き合いに出し「彼女は英オークスを勝った後、キングジョージ(6世&QES・G1)も、愛オークス(G1)も、凱旋門賞も勝ちました。同じことができれば、スノーフォールも同じように素晴らしい馬だと言えます」と欧州最強の歴史的名牝に肩を並べる可能性を示唆している。

「スノーフォールは、これまで9戦3勝と決してエリート街道を進んできたわけではありません。初勝利を挙げるまでに3戦を要しましたし、昨年のフィリーズマイル(G1)では3着でゴールしたように見えましたが、実は同じオブライエン厩舎のマザーアースと取り違えられていたという前代未聞の事件が発覚。結局、マザーアースが3着でスノーフォールは8着という憂き目にも遭っています。

しかし、今年になって前走のミュージドラS(G3)で距離を2100mに伸ばしたところ、7頭中4番人気の評価を覆して3馬身3/4差の完勝。この勝利が評価されて、今回の英オークスでは3番人気に支持されていました。

また、一方でスノーフォールと取り違えられたマザーアースも日本の桜花賞(G1)にあたる英1000ギニー(G1)を勝利。オブライエン厩舎にとっても、昨年のフィリーズマイルから名誉挽回の結果になりましたね」(競馬記者)

 なお、今回の歴史的圧勝劇を受け、欧州の主要ブックメーカーはスノーフォールを今秋の凱旋門賞の1番人気に設定。この勝利は、一昨年に他界した父ディープインパクトにとっても非常に大きな一歩と言えるはずだ。

 昨年まで9年連続のリーディングサイアーに輝くなど、日本では敵なしの大種牡馬ディープインパクト。だが、一方で世界の頂上決戦となる凱旋門賞では、苦杯をなめ続けてきた歴史がある。

ディープインパクト「雪辱の凱旋門賞」制覇に王手! 薬物失格から15年……「16馬身差圧勝」スノーフォールがブックメーカー1番人気にのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  2. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  3. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  4. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  5. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  6. 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
  7. 【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  10. 横山典弘「27年ぶり」ドバイ決戦へ。「自分の命と引き換えに僕を守ってくれた」盟友ホクトベガの死で止まった時間…今度こそ無事完走を