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ディープインパクト「雪辱の凱旋門賞」制覇に王手! 薬物失格から15年……「16馬身差圧勝」スノーフォールがブックメーカー1番人気に

 それはディープインパクト自身が2006年の凱旋門賞で3位入線に敗れただけでなく、禁止薬物検出で失格となったことに起因するが、これまでフィエールマン(4番人気12着)、サトノダイヤモンド(2番人気15着)、マカヒキ(1番人気14着)など日本競馬を代表する産駒を送り込みながらも、ことごとく大敗してきた。

 凱旋門賞制覇は日本競馬にとっての悲願と言われて久しいが、その日本競馬を代表するディープインパクトにとっても雪辱を果たさなければならない舞台なのだ。

「これまで日本のトップホースが凱旋門賞で敗れるたびに、日本の軽い馬場と欧州の重い馬場の違いがクローズアップされ、日本競馬に高い適性をみせるディープインパクト産駒は、まさにその典型的な例でした。

そういった意味で、スノーフォールが重い馬場の英オークスを圧勝したことは、ディープインパクト産駒の凱旋門賞制覇に大きく近づいたと言えるでしょう。スノーフォールの母父が欧州でディープインパクト並みの成功を収めているガリレオであることが、これまでのディープインパクト産駒にはなかった欧州適性を生んだ要因の1つになっていることは間違いないでしょうね。

また、今年の2歳馬には同じディープインパクト産駒となるスノーフォールの全弟、ニューファンドランドも欧州でデビュー予定。こちらにも歴史的な快挙の期待が懸かります」(同)

 なお、スノーフォールは日本のノーザンファームの生産馬であり、もし凱旋門賞を勝利すれば、初の日本産馬による制覇ということにもなる。悲願となっている日本馬の勝利とは言えないが、間違いなく大きな一歩になるはずだ。(文=大村克之)

<著者プロフィール>
 稀代の逃亡者サイレンススズカに感銘を受け、競馬の世界にのめり込む。武豊騎手の逃げ馬がいれば、人気度外視で馬券購入。好きな馬は当然キタサンブラック、エイシンヒカリ、渋いところでトウケイヘイロー。週末36レース参加の皆勤賞を続けてきたが、最近は「ウマ娘」に入れ込んで失速気味の編集部所属ライター。

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