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JRA【エルムS(G3)展望】「17馬身差」ダートの怪物が再試金石!アメリカンシードVS久々でも侮れない「重賞10勝」ケイティブレイブ!

JRA【エルムS(G3)展望】「17馬身差」ダートの怪物が再試金石!アメリカンシードVS久々でも侮れない「重賞10勝」ケイティブレイブ!の画像1

 8日(日)、函館競馬場ではエルムS(G3)が行われる。今年は、実績抜群の古豪に“怪物級”と評判を呼んだあの馬が挑む構図となりそうだ。

 C.ルメール騎手が騎乗予定のアメリカンシード(牡4歳、栗東・藤岡健一厩舎)。デビューから3歳秋にかけては芝のレースを使われ、皐月賞(G1)にも出走(12着)した。

 その後、満を持してダートに転向すると、自己条件戦を3連勝。3戦合計で2着馬につけた着差は「17馬身差」という圧勝続きで新星誕生かと思われた。

 ところが、4連勝を狙った今年3月のマーチS(G3)では、1.4倍の断然人気を裏切り、14着に惨敗。この時はテンから行きっぷりが悪く、レース後に落鉄していたことが判明するなど敗因は明らかだった。

 続く平安S(G3)は試金石の一戦として、再び1番人気の支持を受けた。その前走は大外枠からハナを主張。自分の形に持ち込んだが、直線早々とオーヴェルニュに交わされると、6馬身差の完敗。

 レース後にルメール騎手が「残念ですが今日は相手が強すぎました」と話したとおり、前走はオーヴェルニュが強すぎただけ。交わされた後もしぶとく2着に粘ったように底力は証明した。今回は前走以上に実績馬がそろい、再び試金石の一戦となる。

 キャリア11戦のアメリカンシードに立ちはだかるのは、4倍近い戦歴を誇るケイティブレイブ(牡8歳、美浦・清水英克厩舎)だ。

 これまでの通算成績は40戦12勝。G1・3勝含め重賞をなんと10勝している現役屈指の実績馬である。昨年6月の帝王賞(G1)以来、1年1か月ぶりの実戦は、杉山晴紀厩舎から清水英厩舎に転厩後の初戦となる。

 鞍上も過去3戦で手綱を取った長岡禎仁騎手から団野大成騎手に乗り替わる。ケイティブレイブと長岡騎手といえば、初タッグで臨んだ昨年のフェブラリーS(G1)で16番人気の低評価を覆し、2着に激走したことが思い出される。長岡騎手はその後、小倉記念(G3)で重賞初制覇を飾るなどプチブレークを果たした。

 しかし、今年に入ってからの長岡騎手は僅か2勝(7月31日現在)と調子は上がらない。今年34勝の団野騎手への乗り替わりも仕方がないところだろう。

 不安があるとすれば、3年目団野騎手の経験の浅さか。G1馬に騎乗するのは今回が初めて。しかもテン乗りで、少なからずプレッシャーは受けるだろう。ブランク明けの8歳馬を久々勝利に導けば、上昇中の株がさらに爆上がりすることは間違いない。その騎乗にも注目が集まる。

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