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JRA武豊が“あぶり出した”課題克服で期待度「◎」!? ルメールから“チェンジ”など好走条件そろったタイムフライヤー!

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JRA武豊があぶり出した課題を助手が矯正で期待度「◎」!? ルメールから乗り替わりなど好走条件そろったタイムフライヤー!エルムS(G3)は好走必至!?の画像3

「今回は、主戦のルメール騎手がアメリカンシードに騎乗するため、武騎手が代打騎乗する形になります。今年110勝のルメール騎手から38勝の武騎手への乗り替わりは、数字だけ見ると確かにマイナスかもしれません。

しかし、ルメール騎手に代打・武騎手という乗り替わりは悪くありません。むしろG3なら大きなプラスになるかもしれませんよ」(競馬誌ライター)

 武騎手がルメール騎手から引き継いで騎乗した重賞レースは通算23回。その成績は「4-1-6-12」で、47.8%という高い複勝率を誇る。特に好相性なのがG3戦の「4-0-2-2」で、複勝率は75.0%に上る。G3における「ルメール→武豊」の乗り替わりは隠れた好走パターンといえるだろう。

 最後にタイムフライヤーの好走を後押しするのが、最終追い切りに騎乗した調教助手のコメントだ。

「先週(武)豊さんに乗ってもらって内にささったので、ラチに頼らないように走らせました。手前をスムーズに替えてくれたし、いい動き。確実に上向いています」

 これは『スポーツ報知』の取材に答えた橋口厩舎の五十嵐助手の発言だ。同助手によると、1週前追い切りに騎乗した武騎手から、タイムフライヤーが直線で内にささった分、手前を替えなかったという指摘があったという。それを受けて、同助手は最終追い切りでその課題をしっかり矯正。「今回は本来のタイムフライヤーの強い競馬を見せられればと思っています」と力強いコメントも残している。

 距離延長、乗り替わり、そして武騎手があぶり出した課題の矯正。この3つの要素を追い風にタイムフライヤーが連覇を狙う。

(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

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