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JRA「内枠先行有利」の中山は横山武史の独壇場!? 中京は福永祐一VS川田将雅の争い……芝はノーザンファームが席巻か【秋競馬攻略のポイント】

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 東京パラリンピックと共に激戦の夏競馬も終了し、今週からいよいよ待望の秋競馬が開幕する。

 スプリンターズSから始まる12のG1レースを筆頭にビッグレースが目白押し。フランスの凱旋門賞(G1)には日本のクロノジェネシスとディープボンド、そして武豊騎手の挑戦が決定。さらにラヴズオンリーユーはアメリカのブリーダーズカップへ参戦も発表された。

 また年間リーディングを競うC.ルメール騎手と川田将雅騎手、関東リーディングを争う横山武史騎手と吉田隼人騎手の争いも熾烈を極めるだろう。まさに盛りだくさんのドラマティックな競馬が見られそうだ。

 今年の秋競馬は中山と中京の2場所のみで開幕。京都競馬場の改修工事のため開催日程が大幅に変わっており、今年も昨年も同様の中京スタートとなる。この秋競馬でしっかり勝ち抜くためにも、様々な馬券ポイントを検証したい。


■芝の狙い

 秋競馬の特徴として、まず中山の芝コースに関して言えば圧倒的に内枠や逃げ・先行馬が有利ということが挙げられる。夏の日差しを浴びて青々と育った芝は緑の絨毯とも呼ばれ、その走りやすさから前に行った馬が止まらない傾向となる。スタートを決めた内枠の馬や逃げ先行馬がスイスイと進み、そのまま粘り込むのは秋の中山の定番だ。

 昨年の開幕週を見てみると、芝のレースは12レース行われ8枠の勝利はゼロ。初日の土曜は逃げ馬もしくは2番手で先行した馬が6頭中4勝をあげ、中には8番人気や5番人気の人気薄馬もいた。開幕週2日間の芝で1枠の馬は、11番人気2着や13番人気3着など、12レース中6頭が馬券圏内に好走。逆に8枠の馬は重賞で3頭が馬券圏内の走りを見せたが、重賞以外では1頭も3着以内に入ることができなかった。

 特に注意したいのは、これまで逃げて惨敗していたような馬が波乱を起こすパターンがあること。中でも乗り替わりで顕著にみられ、前走まで逃げて結果が出なかった馬であっても、逃げ先行が得意なジョッキーに乗り替わり、そのまま穴を開けるといったケースが何度も見られた。横山武史騎手、柴田大知騎手、菅原明良騎手、三浦皇成騎手の4人に関しては、その傾向があるのでぜひ押さえておいてほしいポイントだ。

⇒1枠は買い
⇒8枠は軽視
⇒横山武騎手、柴田大騎手、菅原明騎手、三浦騎手に乗り替わった逃げ先行馬は買い


■芝はノーザンファーム

 次に中山も中京も共通して言えることは、芝コースはノーザンファーム生産馬の独壇場になる可能性が大きいことだ。速い時計の出やすい秋の芝は、ディープインパクトを筆頭とするノーザンファームの生産馬が特に力を発揮できる条件。昨年の開幕週も中山は芝全12レース中7頭、中京でも12レース中9頭のノーザンファーム生産馬が馬券圏内に好走している。今週も芝のレースに多くのノーザンファーム生産馬が出走するが、いきなりその圧倒的な存在感を見せてくれそうだ。

⇒中山も中京も芝はノーザンファームの生産馬に要注意


■休み明け

 休み明けの馬も絶好の狙いどころだ。以前は休み明けの馬は反動を懸念して仕上がり途上という印象もあり、馬券的には積極的に買えないという風潮があった。しかし今は外厩設備がしっかりしており、放牧中でもトレセンと同じような調整が可能。その結果、放牧先で仕上げてから入厩し、休み明けから勝負をかけるケースが増えた。

 特にその傾向が強いのはノーザンファームや社台ファーム系列のクラブの馬である。クラブ馬は上限90頭の入厩制限でやりくりをしなければならず、オープン馬でなければゆとりを持って使うということがしにくい。そのため放牧先のノーザンファーム天栄や山元トレセンなどで仕上げ、休み明けでも勝負をかけてまたすぐに放牧させるといった戦略を取るケースが多々ある。そういった手法が広がった結果、外厩の育成牧場も増え、今では多くの厩舎や馬主が同じような戦略を取るようになってきた。

 昨年の開幕週で勝利した新馬戦を除く40頭のうち、2か月ほど間隔が開いていた馬はなんと18頭もいる。特に特別戦に絞れば12レース中7レースの勝ち馬が、前走は約2か月以上のレース間隔が開いていた。今年もその傾向は変わらないだろう。

⇒休み明けの馬でも軽視は禁物
⇒特に特別戦は要注意

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