
福永祐一、浜中俊、元JRA安藤勝己も勝ち負けに太鼓判! 武豊でさえ見抜けなかったスプリンターに不気味さ、G1「31連敗」三冠トレーナーに見えた希望の光

12日、今年も中京競馬場で開催されたセントウルS(G2)は、C.ルメール騎手の騎乗したレシステンシアが、2番手から抜け出して快勝。ゴール前でクビ差まで詰め寄った2番人気ピクシーナイトの猛追を凌ぎ、大一番となるスプリンターズS(G1)に向けて好発進を決めた。
3着にも“幻の高松宮記念馬” といわれた4番人気クリノガウディーが入り、1~2番人気馬のワンツーフィニッシュ。払戻も馬連が590円、3連複でも1790円という平穏な決着だった。
そんな中、6番人気の伏兵ながら見せ場十分の激走を演じたのが、浜中俊騎手とのコンビで4着に入ったジャンダルム(牡6歳、栗東・池江泰寿厩舎)だ。
「今日もスタートでした。五分のスタートなら勝っていたと思う。G1を勝てる馬です」
レース後に、悔しさを滲ませるコメントを残したのは浜中騎手。一見、順当な決着にも見えたレースで、G2どころかG1を勝てるという言葉には、相当な手応えを掴んだのだろう。
開幕週の中京で行われた芝1200mのレース。逃げたシャンデリアムーンが、前半32秒9のハイペースで飛ばしたとはいえ、土曜も逃げ先行馬が健闘していたように馬場状態は良好。上位3着以内に入った馬が揃って好位からの競馬に対し、ジャンダルムはスタートでの出遅れも響いた。
最後方からの競馬を強いられたこともあり、最後の直線でもまだ後ろから3~4頭目と厳しい位置だったジャンダルム。短くはない中京コースの直線でも前を行く馬との距離にはかなりの開きがあった。
しかし、外に持ち出されて繰り出された末脚は、上がり3ハロン32秒6と目の覚めるような切れ味。これは勿論、メンバー中最速の数字である。
「ジャンダルムはゲート決まればG1でも穴っぽい」
浜中騎手と同じくG1級の評価をしたのは、元JRA騎手の安藤勝己氏。自身の公式Twitterにて3着以内に入った馬の力を認めた一方で、ジャンダルムの走りは安藤氏の目にもしっかりと焼き付いたのだろう。
PICK UP
Ranking
23:30更新JRA宝塚記念(G1)横山典弘「息子愛」でタイトルホルダー救った!? 好アシストに陣営からも感謝の声、横山和生が「最大のピンチ」を脱した裏側
「最強マイラー」に降りかかった予想外の火の粉…「名義貸し」の発覚したオーナーは馬主資格をはく奪、不運の名馬トロットサンダー【競馬クロニクル 第41回】
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 武豊「スキャンダル」「ケガ」など揺れに揺れた2017年。弟・幸四郎騎手「引退」から小浦愛「不倫疑惑」、そしてキタサンブラック「大団円」までをプレイバック!
- 川田将雅「ルール違反疑惑」の現場関係者にブチ切れ!? マスコミ関係者に注意喚起の即通達…怒りを隠せなかった「目に余る行為」とは
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA今村聖奈「大ブレイク」の陰で悲痛な叫び。「何のために騎手になったのか」乗鞍激減、レース開催日に”お留守番”続出
関連記事
元JRA藤田伸二氏「ルメールのせいで勝てなかった」10年越しの恨みを発散!? 騎乗停止になるも着順変更なしに不満、凱旋門賞(G1)前哨戦を前に怒りの回顧
JRA「16年ぶり」川田将雅が演じた大失態!? 「絶対に負けられない」単勝1.1倍を襲った3つの想定外にファンから怒りと諦めの声
凱旋門賞(G1)大本命スノーフォールに「ゴドルフィン」の刺客!? 「この馬はジョッキーの夢」世界的名手が惚れ込む愛ダービー馬がG1・3連勝
JRA【ローズS(G2)展望】調教「5馬身遅れ」もC.ルメール2戦2勝クールキャットが中心!? 姉デゼルの無念を……川田将雅オヌールにもチャンスあり
JRA【セントライト記念(G2)展望】菊花賞(G1)前哨戦は三つ巴!? 皐月賞(G1)2着タイトルホルダーVS良血オーソクレース&ルペルカーリア