パチンコ「ゴト行為」には「流行のゲーム性」と相関がある!? 余暇進が令和4年度1月度部会を開催

編集部

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「業界の環境を整備し、業法の制定を図る」をキャッチフレーズとする一般社団法人余暇環境整備推進協議会(余暇進)は先日、令和4年1月度の部会を開催し、その内容を公式HP上で公表した。

　前回までと同じく新型コロナウイルス感染症対策のために全面Web方式とした当部会では、株式会社遊技通信社相談役で遊情ネット事業担当の木房明博氏が「ゴト対策と遊技機の問題等について」と題した講演を行った。

　木房氏は、主にパチンコ機へのピアノ線ゴトについての手口と注意点を中心に、資料などを使って詳しく解説。ピアノ線ゴトが台頭した背景には「流行のゲーム性と相関がある」ことから、今後は磁石ゴトや不正改造による手口にも「注意が必要になるだろう」と述べた。

　また、遊技機の構造上、外部装飾が大きな遊技機が目立つようになり「防犯上の問題が出ている」との指摘もした。

　加えて、顧客ホールへ訪れる中で、今般のコロナ禍によって「遊技客の遊び方に変化が見られる」と分析。立地の違いや遊技データからも同様の動向がうかがえるとし、来店客動向を鑑みた営業施策に注力するようにアドバイスがあった。

　当部会では木房氏のほか、会員プレゼンテーションとしてJCMシステムズ株式会社から紙幣搬送装置「ALTASIA(アルタシア)」、IoT化によるスマートメンテナンス「JCMモニタリングサービス」などの製品紹介もあった。
　
　なお、部会の冒頭では、今年初めての部会開催に伴い、余暇進の佐藤正夫代表理事・会長から挨拶があった。佐藤会長は感染症対策の徹底、旧規則機の撤去に伴う適切なリサイクル処理について呼びかけたほか、営業環境については新たな魅力の創出に向けたホール、各メーカーが一体となった取り組みが進むことに期待を寄せた。