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JRA 大阪杯(G1)ジャックドールに「主導権争い」ライバル登場!? タッグ時の先行確率は「100%」、アフリカンゴールド以上に手強いコンビとは

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 4月3日、阪神競馬場で大阪杯(G1)が行われる。最大の注目は、昨年の年度代表馬エフフォーリアと遅れてきた「怪物」逃げ馬ジャックドール(牡4歳、栗東・藤岡健一厩舎)が初めて直接対決する点だろう。

 エフフォーリアが皐月賞(G1)を制した翌週に、3戦目で初勝利を挙げた快速馬は、秋から急成長。1勝クラスからトントン拍子に連勝を重ねていき、遂に同世代のエース格と同じG1の舞台へたどり着いた。

 そんなジャックドールが6連勝を目指す上で、カギとなるのがレースの主導権争いかもしれない。

 本馬は番手でも勝利経験こそあるが、近走の白富士S(L)、金鯱賞(G2)では逃げて勝ってきた。あくまで逃げが最善策には変わりないはず。

 また、金鯱賞を制したことで他の馬からのマークも当然厳しくなると予想される。ここまで大きな先行争いに巻き込まれることなくハナを奪ってきたジャックドールだが、強力メンバーが揃ったG1で、易々と逃げさせてくれるかには疑問が残る。

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アフリカンゴールド

 特に厄介な存在になりそうなのが、アフリカンゴールド(セ7歳、栗東・西園正都厩舎)だ。デビューして初めて逃げた前走の京都記念(G2)で重賞初制覇。今回の舞台は同じ阪神の内回りで相手も前走で下したメンバーが多いため、簡単にハナを譲る気はなさそうだ。

 だが、ここで忘れてはならないのが、もう1頭の逃げ馬の存在だ。大阪杯には、アフリカンゴールド相手に中日新聞杯(G3)で逃げ切り勝ちを収めたショウナンバルディ(牡6歳、栗東・松下武士厩舎)も出走してくる。

 前走の金鯱賞ではジャックドールに先頭の座を譲り、自身は後方に控えていたショウナンバルディだが、元来は先行馬。中日新聞杯をはじめ条件戦での勝利も逃げ、先行であるため、前走と打って変わって積極策に出る可能性は高い。

 何より鞍上が坂井瑠星騎手へ替わるため、積極的なレース運びをする公算が大きい。ショウナンバルディと同騎手のタッグは2走前の日経新春杯(G2)以来7度目となるが、これまでの6戦全て道中3番手以内でレースをしている。これまでの経験を考えると、このコンビが先行する確率は100%。おそらく今回も先行策が濃厚となりそうだ。

「そもそもショウナンバルディをの先行で結果を残した1人が坂井騎手ですからね。デビュー戦に騎乗したときも、逃げ切り勝ちを収めています。

そして、坂井騎手は大舞台でも積極的な姿勢が変わらない点が大きいですね。26日に行われたゴドルフィンマイル(G2)のバスラットレオンでの騎乗が記憶に新しいです。それほど目立ったスタートではありませんでしたが、押してハナを取り切り、最後まで先頭の座を譲りませんでした。

そういった坂井騎手の性格から、案外アフリカンゴールドよりショウナンバルディがジャックドールに絡んでいく展開もありそうです」(競馬誌ライター)

 本番ではどのような展開となるのか。エフフォーリアの2022年最初の走りも目が離せないが、逃げ候補の3頭がどういった戦法をするとるのかにも注目だ。

(文=坂井豊吉)

<著者プロフィール>
全ての公営ギャンブルを嗜むも競馬が1番好きな編集部所属ライター。競馬好きが転じて学生時代は郊外の乗馬クラブでアルバイト経験も。しかし、乗馬技術は一向に上がらず、お客さんの方が乗れてることもしばしば……

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