JRA「暗雲」大阪杯(G1)へ横山武史も不満顔!? エフフォーリアが「3歳未勝利」に大苦戦…思い出される昨秋エリザベス女王杯の大敗劇と痛烈批判

24日、昨年の年度代表馬エフフォーリア(牡4歳、美浦・鹿戸雄一厩舎)が、大阪杯(G1)へ向けての1週前追い切りを行った。
昨年、デビュー4連勝で皐月賞(G1)を制覇。日本ダービー(G1)こそハナ差で敗れたが、秋には天皇賞・秋(G1)と有馬記念(G1)で古馬を一蹴し、名実ともに現役最強としてこれからの競馬界を牽引する存在だ。
そんな最強馬に恐れをなしたのか、有力馬の多くがドバイ遠征へ“逃亡”。迎える始動戦・大阪杯では、まさに断然の主役となった。舞台はG1だが、それでもこの馬にとっては通過点に過ぎないはずだ。
しかし、気になるのは1週前追い切りの内容だ。
美浦のWコースで行われたエフフォーリアの1週前追い切りは3頭併せ馬だった。2頭を先行させ、エフフォーリアが追いかける形となったが、なかなか差が詰まらない。直線を迎えて、鞍上の横山武史騎手のアクションが大きくなったところで、ようやく差が詰まり始めたが、並びかけるまでが精一杯だった。
「正直、現状ではイマイチだったとしか言いようがないですね……。鹿戸調教師が『まだ525kg(前走比+9kg)』と教えてくれた通り、まだ少し重い感じがありましたが、相手の2頭は共に3歳の未勝利馬。『遅れ』や『併入』『先着』など報道によって結果にバラツキがあるのは、既定の地点を過ぎても横山武騎手が追い続けて最後に追い抜いたからです。きっと物足りなかったので、より負荷を掛けたかったんでしょうね。
6ハロン83.1秒、ラスト11.6秒という時計自体はそこまで悪いものではないですが、横山武騎手のコメントも『時計だけ見たら、すごくよく見えるんですけどね』と手厳しいものでした。今回の追い切りがいい刺激になったのは間違いないでしょうが、本番に向けてどこまで上がってくるかですね」(競馬記者)
大注目の現役最強馬ということもあり、各紙の報道では『上々』『順調』『貫録』などの好評価が並んでいるが、エフフォーリアの主戦を務める横山武騎手は「悪いものは悪い」とコメントすることで有名だ。
例えば、昨秋のエリザベス女王杯(G1)で騎乗したウインマリリンは、右肘の腫れの影響で満足に調整できない状況だった。
レース前の共同会見では、手塚貴久調教師こそ「今日の動きを見ている限りは、気にせずレースに向かえるんじゃないか」と“空気”を読んだが、横山武騎手は明らかに不満がありそうな憮然とした態度。「きっぱりと言っちゃうんですけど、状態がかなり悪かった」と正直に告白している。
結局、そのままレースを迎えたウインマリリンだったが、最後の直線でズルズルと後退し、17頭中16着に敗戦……。レース後には横山武騎手が下馬し、幸い馬は無事だったものの「今日乗ったのはマリリンじゃなかった」と陣営への批判とも取れるコメントを残している。
そんな主戦騎手のジャッジだけに、如何に現役最強のエフフォーリアとはいえ主戦騎手が“辛口”なのは気になるところだ。ただ、記者曰く昨秋のウインマリリンのような悲壮感はないという。
「確かに1週前追い切りとはいえ、昨年の年度代表馬が3歳の未勝利馬に苦戦したと言えば聞こえは悪いですが、横山武騎手が『有馬記念の1週前よりは良い』と話している通り、昨年の有馬記念でも1週前追い切りはあまりいい内容ではありませんでした。
ですが、結果はご存知の通り、そこからきっちり仕上げての快勝。陣営としてもあの経験があるからこそ焦りはないと思います。簡単に負けていい馬ではないと思いますし、来週の最終追い切りを見れば安心できると思いたいですね」(同)
「あと2本できるし、ちょうどよくなるでしょう」
そう語った鹿戸調教師が、あくまで楽観視を崩さないのは自信の表れだろうか。2022年の競馬界の主役は、間違いなくこの馬。まずは大阪杯でファンに再び「絶対王者」の貫禄を示したいところだ。
(文=大村克之)
<著者プロフィール>
稀代の逃亡者サイレンススズカに感銘を受け、競馬の世界にのめり込む。武豊騎手の逃げ馬がいれば、人気度外視で馬券購入。好きな馬は当然キタサンブラック、エイシンヒカリ、渋いところでトウケイヘイロー。週末36レース参加の皆勤賞を続けてきたが、最近は「ウマ娘」に入れ込んで失速気味の編集部所属ライター。
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