かつては「単勝5万5430円」も…日本ダービー(G1)高額配当の歴史! 12番人気ロジャーバローズの衝撃から5年、その結末やいかに

26日に迫ってきた競馬の祭典・日本ダービー(G1)。普段は競馬をしなくても「この日だけは馬券を買う!」という方も多いだろう。
日本ダービーといえばディープインパクトやオルフェーヴル、コントレイルなど歴史に残る名馬が人気を集め、強い競馬をして勝つのも醍醐味である。しかしその一方で、穴党競馬ファンであれば一度は日本ダービーでの万馬券や高配当的中を夢見たことがあるだろう。
日本ダービーは過去30年間での平均単勝配当は958円、馬連で万馬券になったのは5回のみ。実力通りで決まる事が多い、穴党泣かせのレースである。
そこで「比較的堅い」決着となる日本ダービーで過去にどんな波乱があったのか。「日本ダービーの高額配当史」を辿ってみたい。
日本ダービーの高額配当史
近年で荒れた日本ダービーとして思い出されるのが、ロジャーバローズが勝った2019年だろう。同馬は道中2番手から直線で先頭に立ち、12番人気ながら見事1着でゴールした。単勝配当は9310円で、それまでJRAの最高記録であった1954年ゴールデンウエーブの6620円を大きく塗り替えた。しかし2着は3番人気、3着は2番人気であったため、3連単は19万9060円とそこまで荒れた結果ではなかった。
3連単の最高配当は5番人気ワグネリアンが勝利し、3着に16番人気のコズミックフォースが入った2018年で285万6300円、2位は2007年で1着は3番人気ウオッカ、2着に14番人気のアサクサキングスが入り215万5760円の大波乱となった。
過去には単勝5万5430円も!?
単勝の最高配当は先述したロジャーバローズとなるが、日本中央競馬会が発足する以前の記録を含めれば、1949年にタチカゼが勝利して単勝5万5430円を付けたことがある。なんと23頭立ての19番人気であった。ちなみに複勝は9230円で、この両配当は八大競走史上最高配当として今なお破られていない。
今年のダービーは皐月賞(G1)をレコードタイムで制したジャスティンミラノにコントレイル以来となる無敗の二冠制覇の期待がかかる。当日は抜けた人気なることも予想されるが、その分、同馬を外した予想を組み立てれば高配当も望めるだろう。
ここ4年は堅い決着が続いている日本ダービーだが、今年の行く末はいかに。
PICK UP
Ranking
17:30更新
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
JRA横山典弘騎手「史上最悪のポツン」が日本の頂点に!? 断トツ最下位で「ダービーの冒涜」大批判を集めた馬がレイデオロと並ぶ
ミスターシービー、ウオッカ、ヒシマサルの意外な共通点…馬名の由来は興味深いエピソードの宝庫【競馬クロニクル 第47回】- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 武豊が「告白」宝塚記念(G1)キタサンブラック大敗劇で「最大の敗因」とされるサトノクラウンの”荒技”の影響……凱旋門賞消滅への思いと「雪辱の秋」へ<2>
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- M.デムーロ「干され疑惑」に元JRA藤田伸二氏が反論!? 「ミルコは超絶上手いよ!」悩めるイタリアン不振最大の理由は「○○」にある?
関連記事

武豊「幸四郎みたいな感じ」シュガークンにブラックジョーク!? レジェンドの“全弟”が騎手として「兄を圧倒」した意外性

【日本ダービー】皐月賞馬ジャスティンミラノが不動の本命!「ダービーはとにかく皐月賞上位馬を狙え」コスモキュランダ軽視に旨味【東大式必勝馬券予想】

【日本ダービー】戸崎圭太「今年は俺だったのになぁ」も12番人気の激走に戴冠スルリ…。C.ルメール騎乗停止と出遅れで歯車狂った大本命馬。「うれしいのと悲しいのと……」調教師すら苦笑いした200万馬券!

岩田康誠「男泣き」の日本ダービー制覇から12年。3度目の正直、息子・岩田望来が意外な形で掴んだダービー切符

【日本ダービー(G1)展望】無敗ジャスティンミラノに死角なし!? 2着2回の戸崎圭太は10度目の挑戦で戴冠なるか
















