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武豊「幸四郎みたいな感じ」シュガークンにブラックジョーク!? レジェンドの“全弟”が騎手として「兄を圧倒」した意外性
![東京競馬場 撮影:Ruriko.I](/wp-content/uploads/2023/10/Ruriko.I_20230604_11R_other_89.jpeg)
26日、東京競馬場のメインで行われるのは、“競馬の祭典”日本ダービー(G1)。ホースマンの誰もが憧れる夢の舞台で、2021年に生産された3歳馬の頂点に立つ馬がいよいよ決まる。
今年は無敗の皐月賞馬ジャスティンミラノがやや抜けた人気に推されることが濃厚。ただ、他の路線から出走を予定している馬の実力も決して低いわけではなく、皐月賞組を含めどの馬も虎視眈々とダービー馬の栄冠を狙っている。
別路線組で特に注目を集めそうなのが、青葉賞(G2)から初のダービー制覇を狙うシュガークン(牡3歳、栗東・清水久詞厩舎)だ。
同馬がデビューしたのは今年2月とかなり遅め。しかも初戦で2着に敗れ、春のクラシック出走に黄色信号がともったが、その後は怒涛の3連勝で青葉賞を制し、大舞台に駒を進めてきた。
ダービーに何とか間に合ったシュガークンだが、生まれた時から注目を浴びる存在だったのは誰もが知るところ。なぜなら半兄が現役時代にG1を7勝し、顕彰馬にも選定されたキタサンブラックという良血だったからである。
![武豊騎手 撮影:Ruriko.I](/wp-content/uploads/2030/10/Ruriko.I_20240407_takeyutaka_319.jpeg)
種牡馬としてもイクイノックスを輩出するなど大活躍中のキタサンブラックだが、その主戦を務めていたのが武豊騎手だ。馬主は違うものの、初戦から半弟シュガークンの手綱も取り続けてきた。
そんなダービー7勝目を狙うレジェンドだが、先日放送された『ウイニング競馬』(テレビ東京)のインタビュー企画で、シュガークンについて語っている場面があったので紹介したい。
詳細は同番組の公式YouTube『テレ東競馬チャンネル』で公開されている動画をご覧いただきたいが、番組レギュラーのピン芸人・キャプテン渡辺の突撃取材を受けた武騎手は、いつも通り終始ご機嫌。これまで4戦3勝のシュガークンには「素質を感じる」と期待を込めた。
ただ、「キタサンブラックと比べるのはねー」とも苦笑交じりで話し、“7冠馬”の兄と比較されることは時期尚早という考えを披露。そんなシュガークンが置かれた立場について「幸四郎みたいな感じ」と応じ、キャプテン渡辺も顔負けの笑いを誘った。
言うまでもないが、幸四郎とは武騎手の実弟である武幸四郎元騎手(現調教師)のこと。シュガークンとは“偉大な兄を持つ”という共通点がある。
まさに武騎手流の“他虐”ネタだったわけだが、これにはキャプテン渡辺も「幸四郎さんも一流ジョッキーでしたよ」と、すかさずフォローする場面もあった。
確かに武兄弟の騎手としての成績を比べると、JRA通算4502勝(うちG1・81勝)の武豊騎手に対して、7年前にムチを置いた弟・幸四郎現調教師は通算693勝(うちG1・6勝)と、その差は歴然。ただ、超えられるはずもない兄を弟が圧倒しているコトがあるのも事実だ。
それがG1レースにおける伏兵馬での勝利数。兄・豊騎手は81勝すべてを4番人気以内の馬で挙げており、いわゆる“武豊人気”もあったにせよ、5番人気以下の馬に騎乗した時はなんと「0-6-14-224/244」と、一度も勝てていない。
一方で、弟は2番人気と3番人気で1勝ずつしているが、それ以外の4勝はすべて8番人気以下の伏兵馬で挙げたものだった。
21日時点で『netkeiba.com』が公開しているシュガークンの単勝オッズは10倍台前半の6~7番人気。最終追い切りの動きや、枠順次第では最終的に3~4番人気に推される可能性もありそうだが、もし伏兵の1頭として大一番に臨むようなら、“幸四郎のような”波乱を演出してくれるかもしれない。
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