GJ > 競馬ニュース > 武豊騎手 シュガークンにブラックジョーク!?
NEW

武豊「幸四郎みたいな感じ」シュガークンにブラックジョーク!? レジェンドの“全弟”が騎手として「兄を圧倒」した意外性

【この記事のキーワード】, ,
東京競馬場 撮影:Ruriko.I
東京競馬場 撮影:Ruriko.I

 26日、東京競馬場のメインで行われるのは、“競馬の祭典”日本ダービー(G1)。ホースマンの誰もが憧れる夢の舞台で、2021年に生産された3歳馬の頂点に立つ馬がいよいよ決まる。

 今年は無敗の皐月賞馬ジャスティンミラノがやや抜けた人気に推されることが濃厚。ただ、他の路線から出走を予定している馬の実力も決して低いわけではなく、皐月賞組を含めどの馬も虎視眈々とダービー馬の栄冠を狙っている。

 別路線組で特に注目を集めそうなのが、青葉賞(G2)から初のダービー制覇を狙うシュガークン(牡3歳、栗東・清水久詞厩舎)だ。

 同馬がデビューしたのは今年2月とかなり遅め。しかも初戦で2着に敗れ、春のクラシック出走に黄色信号がともったが、その後は怒涛の3連勝で青葉賞を制し、大舞台に駒を進めてきた。

 ダービーに何とか間に合ったシュガークンだが、生まれた時から注目を浴びる存在だったのは誰もが知るところ。なぜなら半兄が現役時代にG1を7勝し、顕彰馬にも選定されたキタサンブラックという良血だったからである。

武豊騎手 撮影:Ruriko.I
武豊騎手 撮影:Ruriko.I

 種牡馬としてもイクイノックスを輩出するなど大活躍中のキタサンブラックだが、その主戦を務めていたのが武豊騎手だ。馬主は違うものの、初戦から半弟シュガークンの手綱も取り続けてきた。

 そんなダービー7勝目を狙うレジェンドだが、先日放送された『ウイニング競馬』(テレビ東京)のインタビュー企画で、シュガークンについて語っている場面があったので紹介したい。

 詳細は同番組の公式YouTube『テレ東競馬チャンネル』で公開されている動画をご覧いただきたいが、番組レギュラーのピン芸人・キャプテン渡辺の突撃取材を受けた武騎手は、いつも通り終始ご機嫌。これまで4戦3勝のシュガークンには「素質を感じる」と期待を込めた。

 ただ、「キタサンブラックと比べるのはねー」とも苦笑交じりで話し、“7冠馬”の兄と比較されることは時期尚早という考えを披露。そんなシュガークンが置かれた立場について「幸四郎みたいな感じ」と応じ、キャプテン渡辺も顔負けの笑いを誘った。

 言うまでもないが、幸四郎とは武騎手の実弟である武幸四郎元騎手(現調教師)のこと。シュガークンとは“偉大な兄を持つ”という共通点がある。

 まさに武騎手流の“他虐”ネタだったわけだが、これにはキャプテン渡辺も「幸四郎さんも一流ジョッキーでしたよ」と、すかさずフォローする場面もあった。

 確かに武兄弟の騎手としての成績を比べると、JRA通算4502勝(うちG1・81勝)の武豊騎手に対して、7年前にムチを置いた弟・幸四郎現調教師は通算693勝(うちG1・6勝)と、その差は歴然。ただ、超えられるはずもない兄を弟が圧倒しているコトがあるのも事実だ。

 それがG1レースにおける伏兵馬での勝利数。兄・豊騎手は81勝すべてを4番人気以内の馬で挙げており、いわゆる“武豊人気”もあったにせよ、5番人気以下の馬に騎乗した時はなんと「0-6-14-224/244」と、一度も勝てていない。

 一方で、弟は2番人気と3番人気で1勝ずつしているが、それ以外の4勝はすべて8番人気以下の伏兵馬で挙げたものだった。

 21日時点で『netkeiba.com』が公開しているシュガークンの単勝オッズは10倍台前半の6~7番人気。最終追い切りの動きや、枠順次第では最終的に3~4番人気に推される可能性もありそうだが、もし伏兵の1頭として大一番に臨むようなら、“幸四郎のような”波乱を演出してくれるかもしれない。

GJ 編集部

GJ 編集部

真剣勝負の裏にある真実に切り込むニュースサイト「GJ」の編集部です。これまで作成した記事は10000本以上。競馬歴10年超えの情報通が業界の「しがらみ」を取り払った「本音」や「真実」にも臆することなく、他のサイトとは一線を画したニュース、サービス提供を行っています。

真剣勝負の真実に切り込むニュースサイト「GJ」

Twitter:@GJ_koushiki

Instagram:@goraku.horse.racing0505

武豊「幸四郎みたいな感じ」シュガークンにブラックジョーク!? レジェンドの“全弟”が騎手として「兄を圧倒」した意外性のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【クイーンS】ボンドガール武豊は「仲間外れ」の孤軍奮闘!? 「休み明け」C.ルメールは新潟ではなく札幌参戦
  2. 競馬学校「主席」の“天才騎手”が存在感。田口貫太、小林美駒だけじゃない「上手くなる」第2の師匠とのコンビでトップジョッキー並みの結果
  3. 藤田晋オーナーに強力援軍!? 「チーム・スターズオンアース」で“周回遅れ”の初陣…シュヴァルグラン産駒は遅れてきた大器となれるか
  4. 今村聖奈、小林美駒、古川奈穂が戦線離脱…「新人女性騎手」にかかる期待 過怠金「計16万円」若手騎手が土日で4回の制裁! 2年目若手騎手「まるで宝くじ」と話題!?【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
  5. サトノカルナバル、ピコチャンブラックに続く「大物候補」が登場!? 今週デビューのキタサンブラック産駒は「古馬重賞ウイナー」と互角の動き
  6. 「騎乗依頼を受けない」トップジョッキーやベテランも?JRAから来年は4週間の通達済み…「名ばかり」暑熱対策に中堅騎手が不満
  7. キャプテン渡辺「面白き新潟競馬」に秘策あり?「予想もクソもありません」アイビスサマーダッシュの予想は枠が出てから【徒然なる神のくず競馬トーク】
  8. C.ルメール×名門クラブの快速馬がデビュー!スタートダッシュ失敗も「シンボリクリスエス後継候補」の父に初勝利もたらすか
  9. 永島まなみと「同期」の女性騎手が待望の戦線復帰!「かんちゃん帰ってくる頃には」今村聖奈も9月中にカムバックの可能性
  10. 武豊「マジック炸裂」も次走で鞍上問題発生!? 一撃“5億円”獲得「世代ナンバーワン牡馬」が参戦予定