甘デジ「連チャン＆引き戻し」どちらも優秀！「10R比率40％」も魅力のやれるマシン!!

人気カテゴリとして親しまれているシミュレーションゲーム

「ボコスカウォーズ」。私が人生で最初にプレイしたシミュレーションゲーム（SLG）である。当時はSLGと認識しておらず、「こいつはどでかいシミュレーション」と歌っていた「ファミコンウォーズ」によってSLGというものを知った。

　なのでボコスカウォーズをプレイする際は、シミュレーションというような高尚な概念による緻密な戦略など存在しようもなく、ただ面白いからと王様を単騎で敵陣に突入させたり、軍全体で移動すると何人か背景に引っかかって先に進めなくなるために、無茶な進軍でどれだけ脱落していくかを見極めるといった違う遊び方を楽しんでいたりした。

　一方、ファミコンウォーズは本格的なウォーシミュレーションゲームなので、私のようなアホの子どもには敷居が高すぎた。CMのインパクトから購入したものの10分もプレイせずに永久封印である。母ちゃんたちには内緒だぞ。

パチンコ「信長の野望」シリーズ最新作

　さて、SLGといえば「信長の野望」である。パチンコ・パチスロ化もされており、ファンの間では認知されているコンテンツで、シリーズ最新作は『P信長の野望‐創造‐』。CR機として登場したミドルタイプの甘デジバージョンになる。

　大当り確率は設定付きで、設定1の1/111.07から設定6の1/89.65の6段階。ミドルタイプは確変ループを採用していたが、本機はST機なので設定によってループ率が変化するようになっている。

　確変突入率は60％、STなら70回転まで高確率状態が継続するが、確変非突入の場合は70回転の時短となる。V-STではないので、右打ち中も確変突入率は60％の割合になっているので注意が必要。「国獲りRUSH」でも時短の可能性がある。

　ただ、時短であっても約46～54％の確率で引き戻しに期待できるので、STのループ率の約69～76％をあわせると充分な連チャンをモノにすることができる。また、甘デジながら右打ち中は40％が最大出玉となる10ラウンド約1000発と出玉性も高い。

　ちなみに、本機はPB展開もされており、ゲーム性がかなり異なっている。『GO』バージョンでは大当り確率が1/99.9～1/79.9の6段階で、ST突入率100％、ST20回転＋時短30回といったスペックになる。従来の甘デジスペックでより遊びやすい印象である。

　こちらはホールチェーンの最王手「ダイナム」をメインとして限られた店舗への導入となるが、プレイする際はどちらのバージョンか確認しよう。

　ただ、演出面での変化はほとんどない。「覇王進撃ゾーン」「大廻天連続演出」「剣舞演出」「極熱カットイン」「決戦系リーチ・轟砲」「ストーリーリーチ・桶狭間の戦い」の6大極演出をメインに大当りを目指す流れとなる。

　また、より迫力を増した「極大砲役物」や巨大落下役物「極家紋」が発動すれば大当りの期待度が大幅にアップする。

　モチーフの要素を核に残しながらパチンコ独自の演出によって進化したパフォーマンスを発揮する『P信長の野望‐創造‐』。シミュレーションの想像を超える結果を手にできる!?

（文=大森町男）
<著者プロフィール>
羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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