GJ > 競馬ニュース > 武豊×友道康夫厩舎×ハーツクライ産駒「2億円ホース」が待望の復帰戦! ワールドプレミア再現期待のレジェンド「史上2人目」快挙達成なるか
NEW

JRA武豊×友道康夫厩舎×ハーツクライ産駒「2億円ホース」が待望の復帰戦! ワールドプレミア再現期待のレジェンド「史上2人目」快挙達成なるか

【この記事のキーワード】, ,

JRA武豊×友道康夫厩舎×ハーツクライ産駒「2億円ホース」が待望の復帰戦! ワールドプレミア再現期待のレジェンド「史上2人目」快挙達成なるかの画像1

 18日、函館競馬場の芝2000mを舞台に開催される奥尻特別(1勝クラス)で、フィデル(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎)が3ヶ月ぶりの復帰戦を迎える。

 同馬は2020年のセレクトセール1歳セッションにおいて、複合アミューズメント施設『ラウンドワン』でもおなじみの杉野公彦オーナーが2億900万円(税込)で落札した期待の1頭。

 今年の日本ダービー(G1)を勝ったドウデュースと同じハーツクライ産駒は、半姉に16年のブリーダーズCジュベナイルフィリーズ(米G1)を制したシャンパンルームがいる良血馬だ。

 昨年7月のデビュー戦を単勝1.1倍の圧倒的人気に応えて勝利したが、その後は京都2歳S(G3)3着、ホープフルS(G1)4着と健闘するものの勝ちきれないレースが続くことに。

 皐月賞(G1)の切符を懸けて挑んだ若葉S(L)で3着に敗れると、春を断念して休養に入った。なお、主戦の川田将雅騎手は「苦しい走りで手応えに余裕がなかった。良い頃の走りがなかなかできない」とのコメントを残している。

武豊×友道康夫厩舎×ハーツクライ産駒「2億円ホース」が待望の復帰戦!

 今回はそれ以来の実戦になるが、実績的にも1勝クラスで力上位なのは明らかだろう。『netkeiba.com』の予想オッズでも抜けた1番人気に推されているだけに、ひと回り逞しくなった姿が見られることに期待したい。

JRA武豊×友道康夫厩舎×ハーツクライ産駒「2億円ホース」が待望の復帰戦! ワールドプレミア再現期待のレジェンド「史上2人目」快挙達成なるかの画像2
武豊騎手

 なお、鞍上は新コンビの武豊騎手が予定されている。

 先月末にドウデュースとのコンビで前人未到の日本ダービー6勝目を飾った同ジョッキー。この夏は、ひとまず函館に拠点を構えて戦いに挑むようだ。

 ちなみに函館の町については「父(邦彦さん)のふるさとですし、親戚も多い。子供の頃からよく来ていますし、好きな町ですよ」と語っている。

 そんなレジェンドとフィデルの新タッグは、奇しくもドウデュースと全く同じ「武豊×友道厩舎×ハーツクライ産駒」という組み合わせでもある。

 そのドウデュースが秋に凱旋門賞(仏G1)への参戦を予定しているため、今後の活躍次第によっては本馬が菊花賞(G1)路線でのパートナーになる可能性も十分あるだろう。

JRA武豊×友道康夫厩舎×ハーツクライ産駒「2億円ホース」が待望の復帰戦! ワールドプレミア再現期待のレジェンド「史上2人目」快挙達成なるかの画像3
ワールドプレミア

 SNSやネットの掲示板などにも「秋はフィデルと菊に向かってほしい」といったコメントや、同じ武豊騎手×友道厩舎のコンビで19年の菊花賞を勝ったワールドプレミアの再現を期待する声などが見られている。

「フィデルとワールドプレミアは共に若葉Sを敗退後、秋に備えて休養に入るなど、臨戦過程にも共通した部分がありますね。

なお武豊騎手は同一年の日本ダービーと菊花賞を異なる馬で制することになれば、2007年の四位洋文元騎手(現調教師)以来、史上2人目の快挙ということにもなります」(競馬誌ライター)

 現役時代にJRA通算1586勝を挙げた四位元ジョッキーは、07年のダービーを牝馬のウオッカ、菊花賞をアサクサキングスで勝利。異なる馬で同一年の両レース制覇を成し遂げた。

 武豊騎手もドウデュース以外の馬で菊花賞を勝てば、見事に記録達成である。そのパートナーとしてフィデルがふさわしいかどうか、復帰戦での走りに注目したい。

(文=冨樫某)

<著者プロフィール>
 キョウエイマーチが勝った桜花賞から競馬を見始める。まわりが学生生活をエンジョイする中、中央競馬ワイド中継と共に青春を過ごす。尊敬する競馬評論家はもちろん柏木集保氏。以前はネット中毒だったが、一回りして今はガラケーを愛用中。馬券は中穴の単勝がメイン、たまにWIN5にも手を出す。

JRA武豊×友道康夫厩舎×ハーツクライ産駒「2億円ホース」が待望の復帰戦! ワールドプレミア再現期待のレジェンド「史上2人目」快挙達成なるかのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. “ルメール依存症”が日本ダービーにも影響?春のG1シーズンで思わぬ誤算…「28連敗」の敏腕トレーナーに試練のトライアル
  2. 【天皇賞・春】関東クラシック馬タスティエーラ、ドゥレッツァVS関西テーオーロイヤル、ディープボンドら最強ステイヤー軍団。激戦の鍵を握る“第3の刺客!?”
  3. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  4. JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
  5. 【天皇賞・春】横山典弘「前ポツン」にファンは狂喜乱舞? 20年前の逃亡劇再現あるか……マテンロウレオ陣営も不気味なコメント
  6. JRA「一寸先は闇」のような勢力図の激変…注目集めた若手同期の明と暗、あの「お騒がせ騎手」が佐々木大輔に続くブレイク?
  7. 【天皇賞・春】菱田裕二「師弟コンビ」で悲願の初G1制覇へ! 川田将雅、C.ルメール不在もチャンス、「勝率5割」のデータが人馬を後押し
  8. C.ルメール「ダービーは絶対大丈夫」復帰いよいよ秒読み! ドウデュース武豊と同じく騎乗数セーブ予想も…春G1で復活インタビューとなるか
  9. 本命馬が出遅れたら「自分の勘を疑うべき」なのはなぜか?キャプテン渡辺が考える「今日はダメだサイン」2つ【徒然なる神のくず競馬トーク】
  10. 【天皇賞・春(G1)】武豊×ドウデュースの復活勝利も霞むC.ルメールの神騎乗! 「死枠」克服を完璧に読み切った古馬王道路線の鬼が降臨