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セントライト記念(G2)アスクビクターモアに「5戦5勝」追い風!? 春から激変した秋競馬の「トレンド」に呆然…

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アートハウス

 やはり「確率」は収束するものなのか……。

 18日、中京競馬場で行われたローズS(G2)は川田将雅騎手の1番人気アートハウスが優勝。7着に敗れたオークス(G1)以来、4か月ぶりの実戦で見事に重賞初制覇を果たした。

「これなら、本番はさらに良い状態でいける感触を持ちました」と勝利ジョッキーインタビューで答えた川田騎手。「ニ冠馬との対戦になりますが、しっかりと準備して、胸を張って秋華賞を迎えたいです」と、自身が桜花賞(G1)制覇に導いたスターズオンアースとの再戦に意気込みを見せた。

 そんなアートハウスから半馬身差の2着はサリエラ、3着にはエグランタインが入り、この2頭も秋華賞への優先出走権を獲得。特にキャリア3戦目でアートハウスを猛追したサリエラは秋華賞でも注目の存在となりそうだ。

 実はレース当日の朝まで2頭の単勝オッズはかなり拮抗していた。

 前日時点では、サリエラが1番人気に支持されていたほどだ。最終的にはアートハウスが2.7倍、サリエラが4.0倍でレースを迎えたが、この人気順もアートハウス勝利を後押ししたかもしれない。

 ローズSでアートハウスが勝利を収めたことで、秋競馬の重賞レースは1番人気馬が無傷の5連勝。これまでとは、様相が一変しているからだ。

春から激変した秋競馬の「トレンド」に呆然…

「今春は東西の金杯から重賞で1番人気に推された馬がなかなか勝てず、話題になりました。初勝利はなんと2月20日の小倉大賞典(G3)を制したアリーヴォで、それまで重賞で18連敗という有様。その後はやや息を吹き返しましたが、結局G1に限れば上半期ラストの宝塚記念でもエフフォーリアが敗れて未勝利のままです。

また今年は夏競馬でも1番人気馬の苦戦は続き、勝ったのは関屋記念(G3)のウインカーネリアンや札幌2歳S(G3)のドゥーラなど数えるほど。ところが秋競馬の訪れとともに、この傾向が大きく変わり始めました」(競馬誌ライター)

 ライターがそう話す通り、秋の重賞では先週土曜の紫苑S(G3)をスタニングローズが制すると、日曜にはメイケイエール(セントウルS=G2)とファルコニア(京成杯AH=G3)が勝利。17日の阪神ジャンプS(G3)もホッコーメヴィウスが人気に応え、アートハウスがローズSを制したことで、1番人気馬はなんと5戦5勝。

 春から夏まで続いた“大荒れ模様”の重賞に訪れた一瞬の静寂。19日に行われるセントライト記念(G2)でも、この流れは続くのだろうか。

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アスクビクターモア

 前日最終オッズを確認すると、1番人気に支持されているのは日本ダービー(G1)3着馬のアスクビクターモアで3.1倍。これをローシャムパークが4.1倍で追いかけ、ガイアフォースとオニャンコポンの2頭が5.4倍の3番人気で続く展開となっている。

 実績的にも、アスクビクターモアは1番人気でレースを迎えるのはほぼ間違いなさそう。“無双モード”に入った1番人気馬の快進撃が続けば、“穴党”ファンには受難の秋となるかもしれない。

中川大河

競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

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