
【クイーン賞(G3)展望】福永祐一×グランブリッジが中心!女王ショウナンナデシコの逆襲に期待

30日、船橋競馬場では牝馬限定のダート交流重賞・クイーン賞(G3)が開催される。中央では牝馬限定のダート戦が存在しないだけに、牝馬のダート巧者や来年に向けての路線変更を狙うJRAの牝馬と地方の牝馬たちの激突が見ものである。
さっそく展望していくことにしよう。
主役になりそうなのは、やはりJRA勢。中心になりそうなのがグランブリッジ(牝3、栗東・新谷功一厩舎)だ。
昨年9月のデビュー戦以来、一貫してダートを使われてきたものの、初勝利を挙げたのは今年に入ってから。だが、そこから1勝クラスの3着を挟んで、3連勝で関東オークス(G2)とブリーダーズゴールドC(G3)をあっさり連覇。先日開催されたJBCレディスクラシック(G1)でも2番人気に推され、勝ちこそ逃したもののクビ差まで迫る2着に好走した。戴冠にもっとも近い存在だろう。
そのJBCレディスクラシックで1番人気に推されながらも3着に敗れたショウナンナデシコ(牝5、栗東・須貝尚介厩舎)もこのレースに出走してくる。
こちらは今年に入って重賞を7走し、4連勝をはじめすべて馬券に絡んだ。かしわ記念(G1)では牡馬を相手に逃げ切ってみせた。
前走と2走前のレディスプレリュード(G2)でともに1番人気を裏切って3着に終わったことで、上記のグランブリッジに人気を譲っているが、実績で言えば今回のメンバーでは最上位だ。

不気味なのは、ホウオウピースフル(牝5、美浦・大竹正博厩舎)の存在だ。
18年の有馬記念(G1)を勝ったブラストワンピースの半妹という良血ということもあり、デビュー時から注目を浴びた。当時は芝を走り新馬戦、1勝クラスと連勝。フローラS(G2)で2着と活躍した。
だが、1勝クラスで勝利した後2年8カ月の間勝ち星に見放され、函館で開催された巴賞(OP)でようやく3勝目。その後、苦戦が続いたがダート転向初戦がこのレースとなった。血統的には芝向きではあるが、同じオルフェーヴル産駒のギルデッドミラーが先日の武蔵野S(G3)で勝利したことを考えると、ダート転向で一変する可能性を秘めている。
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