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JRA今村聖奈「独り勝ち」に急成長のライバル登場! 福永祐一VS横山典弘の門下生が直接対決…「百花繚乱」の小倉が熱い

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今村聖奈騎手 撮影:Ruriko.I

 昨年、デビューするやいなや女性騎手として数々の記録を更新し、ゴールデンルーキーとして注目を集めた今村聖奈騎手。昨年7月のCBC賞(G3)では、重賞初騎乗初勝利を挙げ、暮れのホープフルS(G1)でG1初騎乗も経験した。

 同期の角田大河騎手とともに今後の競馬界を盛り上げるホープとして、多くの競馬ファンに認知されただろう。

 実際、年間51勝を挙げて全国リーディングも21位の好成績。3月デビューの新人騎手が、実質10ヶ月の騎乗で岩田康誠騎手や浜中俊騎手の勝利数を上回ったのだから驚きである。

 年始の開催でも既に2勝を挙げており、この勢いなら昨年以上の勝利という可能性も高そうだ。今週末は小倉に参戦して14日の土曜に6鞍、15日の日曜にも6鞍の計12鞍。騎乗依頼数においても4人いる女性騎手でトップとなった。彼女が師事する福永祐一騎手のアドバイスも大きいか。

今村聖奈騎手「独り勝ち」に急成長のライバル登場!

 このまま今村騎手の「独り勝ち」に思えそうな雰囲気があるものの、あながちそうとも言い切れないのが、昨年急成長したライバルの躍進だ。

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永島まなみ騎手

 強力なエージェントのバックアップもあり、馬質と騎乗依頼数でリードする今村騎手だが、年始の騎乗数は14鞍。これに対し、16鞍の騎乗依頼があった永島まなみ騎手の存在には、注目が必要かもしれない。

 馬券に絡めたのは、残念ながら3着に入った1回のみとはいえ、15番人気での好走には価値がある。しかも騎乗していた馬は単勝万馬券の超人気薄。1着馬も12番人気だったこともあり、3連単の払戻も258万馬券と荒れに荒れた。未勝利に終わったからといっても存在感は十分に示したといえる。

 永島騎手が『netkeiba.com』内のコラム「ヤマトナデシコ」で横山典弘騎手からアドバイスをもらっていると告白したように、以前に比べて騎乗内容にも前進が見られているのが伝わってくる。今週末は今村騎手と同じく小倉に参戦し、土曜5鞍と日曜6鞍の計11鞍に騎乗を予定。当然ながら今村騎手との直接対決も含まれている。

 また残り2名の女性騎手である藤田菜七子、古川奈穂も土日共に小倉での騎乗を予定しているだけに、百花繚乱の女の戦いも見られそう。これはこれで重賞レースが開催される中京や中山とは違う楽しみがある。

 上位人気馬で安定した成績を残す今村騎手と人気薄でアッと驚く大穴を出す永島騎手の2人。どちらも師匠である福永騎手と横山典騎手のキャラクターに似た部分もあり、門下生同士のライバル関係は、今年の競馬界を大いに盛り上げてくれるに違いない。

黒井零

1993年有馬記念トウカイテイオー奇跡の復活に感動し、競馬にハマってはや30年近く。主な活動はSNSでのデータ分析と競馬に関する情報の発信。専門はWIN5で2011年の初回から皆勤で攻略に挑んでいる。得意としているのは独自の予想理論で穴馬を狙い撃つスタイル。危険な人気馬探しに余念がない著者が目指すのはWIN5長者。

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