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JRA京都記念(G2)横山武史「降板説」にファンやきもき!? ドウデュース、キラーアビリティと超豪華「G1級対決」が実現

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JRA京都記念(G2)横山武史「降板説」にファンやきもき!? ドウデュース、キラーアビリティと超豪華「G1級対決」が実現の画像1
エフフォーリア 撮影:Ruriko.I

 連覇を狙った昨年の有馬記念(G1)を5着に敗れていたエフフォーリア(牡5、美浦・鹿戸雄一厩舎)。今月3日に今年の始動戦の選択肢の一つとして、2月25日にサウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われるネオムターフC(G3・芝2100m)に予備登録を行う予定であることが発表されたばかりだった。

 しかし、同馬を所有するキャロットファームが11日に発表したのは、2月12日に阪神競馬場で行われる京都記念(G2)からの復帰。どうやら海外遠征はひとまず見送り、国内での復帰となる見込みだ。

横山武史騎手「降板説」にファンやきもき!?

 その一方、この日のSNSのトレンドには、京都記念に出走予定のエフフォーリアに関する話題が急浮上するとともに、主戦を任されている横山武史騎手から乗り替わりがあるのではないかという“降板説”も多数見られた。

 というのも、横山武騎手は同日の東京競馬場で行われる共同通信杯(G3)でレイベリングに騎乗を予定していると、一部報道で知れ渡っていたからである。

 同馬は昨年の朝日杯フューチュリティS(G1)で3着に入っており、クラシック候補の一角にも名を連ねている素質馬。前走に引き続き騎乗することに合点は行くのだが、絶対的なパートナー・エフフォーリアを手放してまで乗るのだろうかと疑問を持つファンが出たのも無理はない。

 とはいえ、デビュー戦から苦楽をともにしてきた最強コンビだが、昨年はG1を3戦して馬券圏内にも入れないほどのスランプに陥っていることも事実。昨秋のジャパンC(G1)に出走したデアリングタクトの陣営が、無敗の牝馬三冠を達成したパートナーの松山弘平騎手からT.マーカンド騎手への乗り替わりを決断したケースもあったため、エフフォーリアについてもコンビ解消を懸念する声が出たのかもしれない。

 結局のところ、急浮上した降板説については、改めて京都記念で横山武騎手とのコンビが発表されたことで鎮静化。やきもきしたファンもひとまず胸を撫で下ろしたようだ。空白になったレイベリングの鞍上については調整中とされている。2頭とも鹿戸厩舎の管理馬ということを考えれば、後から発表されたエフフォーリアに合わせたというところか。

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ドウデュース 撮影:Ruriko.I

 また、エフフォーリアの参戦により、今年の京都記念がより興味深い顔触れとなる嬉しい誤算もあった。何しろこのレースには、昨年のダービー馬ドウデュース、2年前のホープフルS(G1)を優勝したキラーアビリティも参戦を予定しているのだ。

 前者は、昨年の有馬記念を圧倒的な強さで制したイクイノックスを日本ダービー(G1)で破ったが、凱旋門賞(仏G1)に挑戦したフランス遠征は、散々な結果で帰国。当初はジャパンCでの復帰が発表されたものの、状態が整わずに復帰が先延ばしとなっていた。後者は3歳になって伸び悩み、昨年12月の中日新聞杯(G3)で4戦ぶりの勝利の美酒に酔った。

 エフフォーリア、ドウデュース、キラーアビリティといったG1馬3頭が集結する今年の京都記念。完全復活を遂げて、現役最強馬となったイクイノックスに挑戦状を叩きつける馬が出るだろうか。

高城陽

高城陽

大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

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