武豊も「動き続ける」ゴールポストに苦戦必至!? JRA・G1完全制覇より難易度高い可能性も…偉業達成に立ちはだかる強敵たち

8日のシンザン記念(G3)をライトクオンタムとのコンビで制し、1987年のデビューから続く重賞連続制覇に加え、重賞350勝のメモリアル勝利を飾った武豊騎手。全盛期ほどの勢いはなくなったとはいえ、53歳を迎えてもトップジョッキーの一人として君臨し続けている姿は競馬界のレジェンドの名に恥じない活躍ぶりだ。
これまで数々の記録を更新してきた天才には、JRA・G1完全制覇という偉業の達成も期待されている。2021年に朝日杯フューチュリティステークス(G1)をドウデュースで制したことにより、それまで惜敗の続いた最難関をクリアしたものの、タイミング的にホープフルS(G1)がG1に昇格したこともあって、ゴールポストが移動してしまった。
昨年は8番人気セレンディピティで挑んだが、ドゥラエレーデの8着に敗戦。年末のレースということもあり、今年の参戦の有無や騎乗馬は不鮮明とはいえ、現役騎手でいる限り、挑戦するチャンスは今後も訪れるだろう。

これに対し、もしかするとホープフルS優勝よりも難易度が高くなる可能性も考えられるのは、柴田善臣騎手がJRA賞特別賞を受賞した理由の一つであるJRA現役騎手初の黄綬褒章かもしれない。
JRAの発表によると受賞の理由は、「令和4年春の褒章において、中央競馬の発展および畜産業の振興に多大なる貢献を果たした功績が認められ、中央競馬現役騎手として史上初となる黄綬褒章を受章したこと、また、11月5日(土曜)第3回福島競馬第1日第1レースにおいて、56歳3カ月7日での勝利を挙げ、これまでの岡部幸雄元騎手の56歳2カ月24日を14日更新するJRA史上最年長勝利記録を達成したことの功績を評価したもの」ということである。
偉業達成に立ちはだかる強敵たち
現在、JRAの現役騎手の最年長は前述の通り、柴田善騎手の56歳。次に小牧太騎手の55歳、熊沢重文騎手と横山典弘騎手が54歳、武豊騎手の53歳の順で続く。つまり、年長の騎手が現役を続ける限り、武豊騎手が最年長勝利記録を達成することの難易度は非常に高くなる。
言ってしまえば、彼らが現役を続ければ続けるほど、ゴールポストが移動することになる訳だ。一時は調教師への転身を噂された横山典騎手だが、近しい関係者には生涯騎手でいくと宣言した様子。このままいけば、武豊騎手より年長の騎手もまだまだ現役騎手として頑張ってくれそうだ。
いずれも個性溢れる騎手たちでファンの多いベテランばかり。武豊騎手が命名した「5爺」は、今年の競馬も大いに盛り上げてくれるに違いない。
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