
ウシュバテソーロ一強状態に待ったをかけるのはあの1頭!? 穴党・桃井はるこが願いを託したのは…『モモーイの超!大穴でグッジョブ!』第6回 日本テレビ盃
夜風が秋めいてきた今日この頃。私は今、9月26日の深夜、自宅の屋根裏部屋にいます。先ほど、27日に船橋競馬場で開催される日本テレビ盃(Jpn2)の展望の原稿を書こうと、あれこれ下書きしていたら……いつの間にか寝落ちしてしまい、気づいたら、予定されていたYouTube生放送「エモエモ90’s」の時間の直前になってしまっていました。なので慌てて寝ぼけまなこで配信に参加してから、またパソコンのキーボードを叩いているというわけです。
今回の日本テレビ盃、出馬表を見て驚きましたよ。穴馬にと目星をつけていた南関所属のライトウォーリアとセイカメテオポリスは、なんと、前日に金沢で行われる白山大賞典(Jpn3)に出走。前走セイカメテオポリスに騎乗していた金沢の吉原寛人騎手は、ライトウォーリアのほうに騎乗すると決定したみたいです。これは勝負気配をビンビン感じますね。
先ほど金沢へ向かう馬運車に乗り込むセイカメテオポリスの姿を、大井の渡邉和雄調教師のXで見ることができました。同厩舎といえば、東京ダービー(S1)、ジャパンダートダービー(Jpn1)を制したミックファイアの活躍がめざましいですが、セイカメテオポリスの、その堂々とした歩様にほれぼれしました。このコラムが更新される頃には白山大賞典の結果は出ていますが……どの馬にとっても、実り多きレースになりますように。
さて、話を翌日の日本テレビ盃に戻しますと、予定されていた有力馬の一頭、UAEダービー(G2)を勝利し、米国・ケンタッキーダービー(G1)6着に入ったデルマソトガケは調整中に左脚の蹄を痛めて出走を見送り。となると、東京大賞典(G1)、川崎記念(Jpn1)、そして今年3月にドバイワールドC(G1)を制したウシュバテソーロに人気が被るのは必然なわけで……予想オッズでは1.1倍に! ウシュバテソーロ、強くて魅力的な馬ですものね。
私はダートの競馬に思い入れがあるのですが、それは、ターフで思うように実力を発揮できなかった馬が、ダートを使ったらその秘めた才能が開花するというようなドラマチックなことがあるからです。最強馬ってどこででも勝てる馬のことを言うとは思うんですけど、そんな馬はなかなかいないでしょう。日本の競馬場は右回り左回り両方ありますし、洋芝、野芝、小回り、様々なトライをする中で、馬の適性が開花しての勝利って、感動もひとしおです。
2019年、ウシュバテソーロのデビューは新潟の芝1800m、2歳新馬戦でした。その後、5歳で初めてダート、横浜S(3勝クラス)でいきなり勝利。その後はダートに専念、6勝3着1回というすばらしい走りを見せています。3年もの間、もがきながらも自分の輝ける場所を探し続け、ダートで才能を開花させた同馬は、最高峰の東京大賞典、そしてドバイワールドCを勝利。次に見据えるのは11月のブリーダーズCクラシック(G1)……ビッグスケールな夢を見せてくれますね! さて、この日本テレビ盃では、休み明け一戦目、どの程度の本気度で挑むのでしょうか。たとえ100%の力を出さなくてもぶっちぎってくれるのでしょうか。戦ってきた舞台、相手を見たらそんな想像もできますから、この人気もうなずけます。
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