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「令和のツインターボ」パンサラッサ引退…イクイノックス、タイトルホルダーの去就にも注目!「○○の時代」到来を予感させたジャパンC

「令和のツインターボ」パンサラッサ引退…イクイノックス、タイトルホルダーの去就にも注目!「○○の時代」到来を予感させたジャパンCの画像1
パンサラッサ 撮影:Ruriko.I

 28日、「令和のツインターボ」とも呼ばれるほどの大逃げ戦法を得意とし、2022年ドバイターフ(G1)、2023年サウジC(G1)を制したパンサラッサが引退・種牡馬入りすることが発表された。繋養先は北海道新ひだか町のアロースタッドを予定している。

 毎年7000頭以上のサラブレッドが生産され、入れ替わりの激しい競馬界ではあるが、パンサラッサをはじめとして、今年は特にスターホースの引退が相次いでいる。

 まず、今年2月には、京都記念(G2)にて心房細動を発症したG1・3勝馬エフフォーリアが電撃引退し、種牡馬入りすることが発表された。

 10月には世界初、白毛馬にしてG1を3勝したソダシの引退が発表され、さらに同月、無敗の三冠牝馬デアリングタクトも、長期休養からの復帰が叶わず引退することが決定した。11月に入ると、数々のマイルG1でしのぎを削り合ってきたG1・3勝のマイル女王ソングラインと、G1・1勝の快速馬シュネルマイスターが揃って引退・繁殖入りすることが発表された。

イクイノックス、タイトルホルダーの去就は…

「令和のツインターボ」パンサラッサ引退…イクイノックス、タイトルホルダーの去就にも注目!「○○の時代」到来を予感させたジャパンCの画像2
タイトルホルダー 撮影:Ruriko.I

 実は、今年で引退するスターホースはこれだけではない。2022年の宝塚記念(G1)などを制したタイトルホルダーも、まだ正式な発表はされていないものの、年内での引退を噂されている。生産者の岡田スタッド代表・岡田牧雄氏曰く「ドゥラメンテの後継種牡馬にしたい」とのことだ。

 そしてイクイノックスも、来年から社台スタリオンステーションで種牡馬入りすることがかねてより噂されている。来年サトノダイヤモンド、リアルスティール、ミッキーアイルが社台スタリオンステーションから他牧場へ移籍する予定であることを考えると、その可能性は否定できないだろう。

 もしタイトルホルダーとイクイノックスが年内で引退した場合、芝を主戦場とする現役競走馬でG1を3勝以上しているのは、三冠牝馬リバティアイランド(現在4勝)のみとなる。スターホースたちが卒業した後の競馬界の主役として期待される存在だ。

 来年以降の競馬界で注目すべきは、リバティアイランドだけではない。天皇賞・秋(G1)を蹄の不安から回避し、春以来久しぶりのレースとなりながらも、ジャパンC(G1)でリバティアイランドから0.1秒差の好走を見せた二冠牝馬スターズオンアースも、来年の中距離路線で大活躍する可能性がある。

 また、マイル路線においては、今年のマイルCS(G1)で念願のG1初制覇を果たしたナミュールにも注目したい。来年のマイルG1でも主力級の活躍を期待できそうだ。

 こうして芝を主戦場とする現役競走馬の勢力図を見てみると、来年は「牝馬の時代」到来の予感がする。過去を振り返ってみると、2018年~2021年ごろまでは、アーモンドアイやクロノジェネシスといった牝馬がG1レースを席巻していたが、来年も同じようになるかもしれない。

GJ 編集部

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