![GJ](/wp-content/themes/g-journal/pc/img/entry/icon-gj.png)
シンザン記念(G3)で「ルメデム」ならぬ「ルメルメデム」対決が実現!? ポタジェ半弟の手綱を任されたフランス人騎手の実力とは
![シンザン記念(G3)で「ルメデム」ならぬ「ルメルメデム」対決が実現!? ポタジェ半弟の手綱を任されたフランス人騎手の実力とはの画像1](/wp-content/uploads/2030/10/Ruriko.I_20231022_other_377.jpeg)
年初の中央競馬は例年通り、東西金杯で幕を開ける。東は中山競馬場で、西は4年ぶりに京都競馬場で、6日から8日にかけて計72鞍が組まれている。
昨年165勝を挙げて、2年ぶりに騎手リーディングを奪還したC.ルメール騎手は、金杯デーの6日は“お休み”。2日目から登場し、7日は中山でフェアリーS(G3)をはじめ8鞍に騎乗予定。そして8日は京都に移動して、シンザン記念(G3)など6鞍の騎乗が決まっている。
寒さが大の苦手で、スロースターターとして知られるルメール騎手。過去2年は1月の重賞を勝っていないが、今年はフェアリーSでスティールブルー、シンザン記念ではエコロブルームとどちらも上位人気が予想される有力馬とコンビを組む。今年は開幕週からロケットスタートを決めたいところだろう。
ルメールと同じフランス人騎手の名はルメートル
そんなルメール騎手にとって大きな刺激となりそうなのが、同郷フランス人ジョッキーの存在だ。JRA短期免許を取得し、6日から2月末まで京都を拠点に騎乗する予定のA.ルメートル騎手である。
フランス生まれの34歳は、今回が初来日とあってその手腕は未知数。ルメール騎手と酷似している名前がファンの間で話題に上っているが、果たしてその実力はどうなのだろうか……。
「日本での知名度はそれほど高くありませんが、強気に先行するスタイルを生かしてフランスで年間60~70勝を安定して挙げていた騎手です。2~3年前から一気に頭角を現して、勝利数も年間100勝前後まで伸ばしています。
昨年はブルーローズセンとのコンビでフランスの牝馬二冠を達成しただけでなく、ビッグロックで英国のクイーンエリザベス2世S(G1)も制覇。これまでG1を通算8勝していますが、うち6勝が2022年の秋以降と、フランスに留まらず欧州でも最も勢いのあるジョッキーの一人と言えるかもしれません」(競馬誌ライター)
そんなルメートル騎手だが、3日間開催の開幕週はいきなり24鞍の確保に成功。うち17鞍がノーザンファームをはじめとした社台系牧場の生産馬というから期待の高さがうかがえる。
中でも注目に値するのは、シンザン記念でコンビを組むシトラール(牡3歳、美浦・萩原清厩舎)だろう。
兄姉に大阪杯(G1)を勝ったポタジェや、重賞4勝のルージュバックがいる良血馬で、未勝利戦を勝ち上がったばかりだが、初戦でダノンエアズロックと差のない競馬をしている。ここでも上位進出のチャンスは十分あるはずだ。
ちなみに同レースにはエコロブルームに騎乗予定のルメール騎手のほか、M.デムーロ騎手もタイセイレスポンスで参戦予定。かつては「ルメデム対決」が国内の重賞シーンを席巻したが、今年はシンザン記念を皮切りに「ルメルメデム対決」も何度か実現することになるかもしれない。まずは第1ラウンドの行方を見守りたい。
PICK UP
Ranking
11:30更新競馬学校「主席」の“天才騎手”が存在感。田口貫太、小林美駒だけじゃない「上手くなる」第2の師匠とのコンビでトップジョッキー並みの結果
今村聖奈、小林美駒、古川奈穂が戦線離脱…「新人女性騎手」にかかる期待 過怠金「計16万円」若手騎手が土日で4回の制裁! 2年目若手騎手「まるで宝くじ」と話題!?【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
藤田晋オーナーに強力援軍!? 「チーム・スターズオンアース」で“周回遅れ”の初陣…シュヴァルグラン産駒は遅れてきた大器となれるか
- サトノカルナバル、ピコチャンブラックに続く「大物候補」が登場!? 今週デビューのキタサンブラック産駒は「古馬重賞ウイナー」と互角の動き
- 【クイーンS】ボンドガール武豊は「仲間外れ」の孤軍奮闘!? 「休み明け」C.ルメールは新潟ではなく札幌参戦
- 「騎乗依頼を受けない」トップジョッキーやベテランも?JRAから来年は4週間の通達済み…「名ばかり」暑熱対策に中堅騎手が不満
- キャプテン渡辺「面白き新潟競馬」に秘策あり?「予想もクソもありません」アイビスサマーダッシュの予想は枠が出てから【徒然なる神のくず競馬トーク】
- 武豊「マジック炸裂」も次走で鞍上問題発生!? 一撃“5億円”獲得「世代ナンバーワン牡馬」が参戦予定
- C.ルメール×名門クラブの快速馬がデビュー!スタートダッシュ失敗も「シンボリクリスエス後継候補」の父に初勝利もたらすか
- 永島まなみと「同期」の女性騎手が待望の戦線復帰!「かんちゃん帰ってくる頃には」今村聖奈も9月中にカムバックの可能性
関連記事
【シンザン記念(G3)展望】アーモンドアイが勝った出世レースでC.ルメールVS川田将雅! 凱旋門賞ジョッキーL.モリスに重賞制覇のチャンス
「完全に騎手のミス」「勝ちまであった」矢作師が愛弟子にブチ切れ? 超新星の動向が新ダート三冠路線のカギ? 三冠牝馬リバティアイランド&菊花賞馬ドゥレッツァ! 新王者ドゥラメンテが最有力も…【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
今村聖奈「逆風スタート」から再ブレイクへ! 「新女王」永島まなみも勝負の1月…藤田菜七子も存在感
川田将雅もC.ルメールも受賞ならず…競馬にも「沢村賞」を? 昨年の戸崎圭太に続き、松山弘平にも「違和感」が気の毒
【京都金杯(G3)】唯一のG1馬が屈辱の軽ハンデ!? 「気持ちが前向きになるように」このままでは終われない2歳王者が復活のシーズンに