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2016.11.26 13:15
ジャパンカップの思い出~史上初の連覇を達成、歴史に残る名牝ジェンティルドンナ~
編集部
このジャパンカップでの騎乗も同様であり、最後の直線で進路が塞がっていたところを、内から外にいたオルフェーヴルにぶつかりに行き、強引に進路を確保して追っているのがわかる。レース後20分の審議の結果、ジェンティルドンナは降着とならず到達順位通りに確定したものの、岩田康誠は開催2日間の騎乗停止処分を受けたことから、多くの競馬ファンから不満の声があがっていたのだ。
しかしこれはあくまでも岩田騎手の騎乗手法が問題なのであり、ジェンティルドンナがヨレたわけではなく、位置取りも含めてスムースな競馬であれば後味の悪い競馬とならず、歴史に残る叩き合いになったといえるだろう。
翌2013年の第33回ジャパンカップでジェンティルドンナの鞍上に岩田騎手はいなかった。岩田騎手は前年のジャパンカップの騎乗でケチが付いたのか、その後ドバイ、宝塚記念、天皇賞・秋に騎乗して勝つことができず、このジャパンカップからライアン・ムーアに乗り替わりとなっていたのだ。
ゴールドシップ、エイシンフラッシュ、トーセンジョーダンといった牡馬を相手に1番人気に支持されたジェンティルドンナだったが、レースは好スタートを決め好位で折り合い万全の内容。最後にデニムアンドルビーの猛追があったものの、ここまで3戦して未勝利だったとは思えない安定した内容で勝利、かつてゼンノロブロイもテイエムオペラオーも成し遂げられなかった史上初のジャパンカップ連覇を達成したのだ。また1着から4着までノーザンファームの生産馬が独占とあらためてその力を見せつけ、ノーザンファームとサンデーレーシング関係者にとっては最高の結末だったといえるだろう。
そして三連覇を狙った2014年第34回ジャパンカップは前年と同じムーアとコンビを組んだが、同じノーザンファームの生産馬エピファネイアの4着に敗退、同一馬による三連覇を成し遂げることはできなかった。この敗退で「ジェンティルドンナは終わった」と見る声も多かったが、引退レースとなった有馬記念では4番人気ながら見事1着となり、有終の美を飾った。
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