GJ > コラムニュース > 「菜七子フィーバー」は何故消えた?  > 3ページ目
NEW

「藤田菜七子フィーバー」は何故消えたのか?JRAが日本競馬の未来のために変わらなければならない藤田菜七子という「機会」~2016年競馬界プレイバック1~

【この記事のキーワード】, ,

 しかし、これ以上そういった事情を”言い訳”にして良いのだろうか。

 このままでは藤田菜七子騎手が”騎手”として成功するには、相当な困難が待ち受けていることに間違いはない。率直に述べて、JRAでデビューした過去の女性騎手と同じ”末路”を歩むのが濃厚な状況だ。

 だが、それで良いのだろうか。藤田菜七子騎手はこれでJRAとしては史上7人目の女性騎手、つまりはJRAが「女性騎手の待遇」について思慮しなければならない7度目の機会でもあるということだ。

 すでに順調に行けば4年後にデビューするJRA競馬学校の騎手過程36期生には女性騎手の候補生がおり、騎手界への女性進出は確実に新たな局面を迎えようとしている。

 無論、ルールを変えてまで女性騎手の立場を確立させる動きは現状、その対象が藤田菜七子騎手1人となるため、賛否両論は避けられないかもしれない。

 しかし、日本競馬の未来を見据える意味でも、JRAは藤田菜七子騎手の誕生を大きな変化の「きっかけ」にしなければならないことに間違いはないだろう。
(文=編集部)

「藤田菜七子フィーバー」は何故消えたのか?JRAが日本競馬の未来のために変わらなければならない藤田菜七子という「機会」~2016年競馬界プレイバック1~のページです。GJは、コラム、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 総合
  1. JRA横山和生「美人過ぎる」あの有名バレットと結婚してた!? 当時は競馬ファンの間でも話題、タイトルホルダー活躍の裏に「内助の功」効果バッチリ
  2. 横山典弘「27年ぶり」ドバイ決戦へ。「自分の命と引き換えに僕を守ってくれた」盟友ホクトベガの死で止まった時間…今度こそ無事完走を
  3. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  4. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  5. JRAエリザベス女王杯(G1)横山典弘ノームコア「悲劇の前ポツン」16着大敗にブーイングの嵐!?「思い描いたレースはできた」天才ジョッキーの“奇策”に悲鳴
  6. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  7. JRA戸崎圭太「自主隔離中は英語の勉強をしていました」ディープモンスターとのコンビも決定! 40歳を超えて遂げた「新たな変化」とは
  8. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  9. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  10. 「上村先生やったらしゃあない」最高額1億円馬は熱血調教師の“情熱爆発”で誕生!? ベラジオオペラ陣営の爆笑エピソード【特別インタビュー】